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渋野日向子が米ツアー参戦に意欲を示した日とは 2019年女子ゴルフを振り返る

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デイリースポーツ

 米女子プロゴルフ協会が新型コロナウイルスの感染拡大で来季ツアーの出場資格を争う予選会の中止を決めたため、同予選会を受験して来季米ツアー参戦を目指していた渋野日向子(21)=サントリー=は大幅な予定変更をせざるを得なくなったが、渋野が初めて公の場で米ツアー参戦への意欲を示した日はいつだったか。それは昨年10月4日に開催された日本女子オープン(三重県・白山ヴィレッジGC)2日目のホールアウト後だった。 【写真】渋野日向子がガチメークしてみたら…きれいなお姉さんに変身!  この日、渋野は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー9位で決勝ラウンド進出を決めた。その直後の記者会見。米ツアーに対する考え方を問われると「全英で勝った時よりは正直興味がある。すぐにとはいわないけど、そうなるかもしれませんね」と真剣な表情で話した。それまでは米ツアーについてはメジャー大会などへのスポット参戦を表明していたので、大きな心境の変化だった。  これは先に米ツアーで活躍中でこの大会も優勝を果たした畑岡奈紗の影響が大きかった。この3週前は日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯、前週は宮城テレビ杯ダンロップ女子オープンで同組。この週も予選ラウンドは同組だったので、3週連続で畑岡のプレーから強い刺激を受け、考え方が変わったようだ。  会見では意欲的な言葉も口にした。「海外ツアーで自分を強くしたい気持ちがある。選手権のセッティングに対して私は全然ダメだったけど、海外で経験している奈紗ちゃんは強かった。そういう経験をしないと上位には上がれない。奈紗ちゃんの存在は大きいですね」と歯切れ良く話した。  畑岡を見て自分も英語をマスターしたいという気持ちが沸いたことも理由のひとつだという。「奈紗ちゃんは海外に行って英語をしゃべれるようになったと言っていた。話しているところはすごくカッコいい。私も海外の選手とコミュニケーションを取りたいので、英語をしゃべれるようになりたい」と目線を上げた。  予選2日間は畑岡のほか、米ツアー上位の常連でこの大会も2位に食い込んだ柳簫然(ユ・ソヨン)とも同組だったので、米ツアーを“プチ体験”した格好になり、このことにも心を動かされた様子だった。この日は7番でバーディーパットを決めたあとで畑岡に「ナイスバーディー」と声を掛けられ、思わず「サンキュー」と答えたそうで「後で間違えたといいましたけど、アメリカでやってる気分だった」と笑顔で振り返った。  今年の米ツアー予選会が中止になり、渋野が来季から参戦するためには、海外メジャーかTOTOジャパンクラシック(11月、茨城県・太平洋クラブ美野里C)で優勝するしか道はないが、その意志は強いという。渋野ならどんな困難も笑顔で乗りこえていくに違いない。

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