発想が斬新すぎておもしろい! 大胆なコンセプトで作られた車3選
ユニークな発想でつくられたモデルを振り返る
毎年、数多くの新型車が発売されますが、どのモデルも開発を開始する際には明確にコンセプトを決めています。コンセプトが決まっていなければ、外観のデザインや諸性能の目標も決まりません。 【画像】コンセプトがおもしろ過ぎ! 斬新な発想で誕生した車を見る(10枚)
そうしたコンセプトは車種によってさまざまですが、なかには非常にユニークなコンセプトや手法で開発されたモデルも存在。 そこで、新な発想で誕生したモデルを、3車種ピックアップして紹介します。
●シトロエン「C3プルリエル」
シトロエンの歴史を紐解くとこれまで数多くのユニークなモデルが存在し、独特なコンセプトやデザインは多くのファンを魅了してきました。 そして2003年に、Bセグメントのコンパクトカー「C3」をベースに開発された「C3プルリエル」も、そんなユニークなモデルのひとつです。 シトロエンのオープンカーというと過去に1960年代の「DS」がありましたが、C3プルリエルは同社では久しぶりのフルオープンカーとして登場。 概要は2ドアの4人乗りオープンカーで、基本的な構造やデザインはベースのC3と大きく変わりませんが、フロントフェイスやボディパネルは専用設計となっています。 屋根はセンター部分が電動のソフトトップになっており、リアウインドウとともにトランク内に格納される仕組みです。 さらに、C3プルリエル最大の特徴として、ソフトトップを格納した状態で屋根の左右にあるフレームを取り外すと、キャビンを完全なフルオープンにできる点です。 しかし、取り外した左右のフレームを車内に格納するスペースは無く、ガレージなどに保管するしかありません。つまり、フルオープンの状態でドライブしていて、仮に出先で雨が降っても、ソフトトップを閉じることができない構造となっていました。 こうしたコンセプトのクルマは日本では考えられませんが、C3プルリエルはまさにシトロエンらしさあふれるモデルといえます。 2009年に発売された2代目は、前席の頭上まで続くフロントウインドウが特徴のモデルで、オープンカーは設定されませんでしたが、開放感のあるモデルとして話題になりました。 現行モデルのC3は流行をキャッチアップしてコンパクトSUVになりましたがが、シトロエン流のユニークなデザインが好評です。