【プロレス大賞】安齊勇馬が殊勲賞 全日本の集客面も評価…今後は「すべての賞を受賞していきたい」
今年で51回目を迎えた「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」殊勲賞は、全日本プロレスの元3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が初受賞した。 【写真】色紙に「殊勲賞」としたためた安齊 エル・デスペラード、清宮海斗、神谷英慶とともに候補に名を連ね、デスペラードとの決選投票で13票を獲得した。安齊は3月の大田区大会で中嶋勝彦を破り、史上最年少で3冠王座を奪取。5月29日の後楽園ホール大会で宮原健斗を相手に初防衛を果たし、試合後に同世代のライジングHAYATO、本田竜輝、綾部蓮とユニットを結成。6月24日の後楽園大会で、その名を「エルピーダ」と発表した。 同ベルトを5度防衛した後、8月に青柳優馬に敗れて王座は陥落。それでも選考委員からは、若手の安齊の台頭により全日本で幅広い年齢層のファンが増え、後楽園などで超満員の回数も増えたなど意見が上がった。 今回の受賞を受けて、本人は「素直にうれしい気持ちが一番。今すごく盛り上がっている全日本に、こうして自分がまたひとついい報告ができた。受賞の電話をもらった時は、周りを気にせずに喜びましたね」と満面の笑みを浮かべた。 デビューした2022年に新人賞を受賞。今後の目標について「2年前よりも、全てにおいて今の方が上達していると思う。このキャリアで新人賞と殊勲賞を取らせていただいたので、目指すはMVPとかプロレス大賞のすべての賞を受賞していきたい」と意気込んだ。
加田晃啓