【CLリーグフェーズ第6節プレビュー②】同勝ち点で並ぶドルトムントとバルセロナの上位対決、南野モナコがアーセナルと対戦
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節残り9試合が11日に行われる。ここでは第6節2日目の11日に開催されるカードの展望を紹介していく。 ◆リーグフェーズ第6節② ▽12/11(水) 《26:45》 アトレティコ・マドリー vs スロバン・ブラチスラヴァ リール vs シュトゥルム・グラーツ 《29:00》 ミラン vs ツルヴェナ・ズヴェズダ アーセナル vs モナコ ドルトムント vs バルセロナ フェイエノールト vs スパルタ・プラハ ユベントス vs マンチェスター・シティ ベンフィカ vs ボローニャ シュツットガルト vs ヤング・ボーイズ ◆勝ち点12で並ぶ4位と3位の上位対決 第6節2日目の最注目試合。勝ち点12で並ぶ4位ドルトムントと3位バルセロナの上位対決だ。ドルトムントは前節ディナモ・ザグレブ戦を3-0で快勝し4勝目を挙げた。その後のブンデスリーガではバイエルンとのデア・クラシカーを引き分け、直近のボルシアMG戦も1-1で引き分けた。バイエルン戦で今季の公式戦ホーム戦全勝が止まったが、サポーターの圧倒的な後押しを受けられるジグナル・イドゥナ・パルクでバルセロナ撃破となるか。公式戦4戦連発中と覚醒しているFWバイノー=ギテンスに注目だ。 一方、前節ブレスト戦を3-0と一蹴してCL4連勝としたバルセロナは、その後のラ・リーガでFWヤマル不在もあって格下ラス・パルマスに敗れ、直近のベティス戦では引き分けてしまった。ややチーム状態が下降気味の中、ドルトムントとの上位対決を制すことはできるか。こちらはブレスト戦でCL通算100ゴールを達成し、フリック監督の下で復活した古巣対決のFWレヴァンドフスキに注目だ。 ◆勝ち点10で並ぶ南野モナコがアーセナルと激突 勝ち点10で並ぶ7位アーセナル(勝ち点10)と8位モナコ(勝ち点10)による日本人所属クラブ対決も注目だ。8位以内のラウンド16ストレートインを目指す両クラブの激突となる。 アーセナルは前節スポルティングCP戦、5発圧勝でインテル戦敗戦を払拭。3勝1分け1敗とした。直近のフルアム戦こそ引き分けてしまったものの、ウェストハム戦、マンチェスター・ユナイテッド戦を制し、公式戦6試合負けなしで一時の不調を完全に脱している。とりわけセットプレーの威力が凄まじく貴重な得点源となっている中、モナコ戦でも炸裂するか。 一方、モナコは前節ベンフィカ戦ではDFシンゴの退場も響いて終盤に2失点し、痛恨の逆転負けとなった。代表帰りのMF南野拓実になかなか出番が回ってこなかったが、直近のトゥールーズ戦では先発に復帰。チームの勝利にも貢献した中、アーセナル戦でのスタメン出場に期待が懸かる。 ◆勝ち点8で並ぶ不調のユベントスとシティが対戦 勝ち点8で並ぶ19位ユベントスと17位シティの対戦はラウンド16進出生き残りを懸けた戦いとなる。ユベントスは前節アストン・ビラ戦、敵地での試合をゴールレスドローに持ち込んだ。とはいえ、これでCLでは3戦勝ちなしの足踏みとなり、19位まで後退している。セリエAでもボローニャ、レッチェと辛くも引き分けに持ち込んだ内容でシーズンが進むにつれて尻すぼみ感のある中、ラウンド16プレーオフに進出できる24位以内をキープするためにも負けられない一戦となる。 対するシティは前節、フェイエノールトに3点差を追いつかれる失態を演じ、直後のリバプール戦を完敗して公式戦7試合勝利なしという泥沼にハマった。その後のノッティンガム・フォレスト戦で久々の勝利を掴んだが、直近のクリスタル・パレス戦では2-2のドローとまだまだ復調していない様子。週末にはマンチェスター・ダービーを控える厳しい日程だが、ユベントス戦を制して負の流れを断ち切れるか。 ◆チェイス・アンリの出場に期待 前節ツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではDFチェイス・アンリの出場がなかった中、5失点大敗を喫した27位シュツットガルト(勝ち点4)は36位ヤング・ボーイズ(勝ち点0)と対戦。ツルヴェナ戦大敗後の公式戦3試合でいずれもチェイス・アンリが先発した中、シュツットガルトは2勝1分けの戦績を残した。DFBポカールではプロ初ゴールをマークして勢いに乗るチェイス・アンリがラウンド16プレーオフ進出への望みを繋ぐ勝利をもたらせるかに注目だ。 ◆トップ8入りを目指すアトレティコとミランは格下と対戦 前節スパルタ・プラハに6発圧勝として15位に浮上したアトレティコ・マドリー(勝ち点9)は、35位スロバン・ブラチスラヴァ(勝ち点0)と対戦。直近のセビージャ戦を4-3と打ち勝って公式戦連勝を9に伸ばして勢いに乗るアトレティコ。ここまで全敗のブラチスラヴァを下して一気にトップ8入りを目指したい。 また、前節スロバン・ブラチスラヴァ戦を3-2と逃げ切った16位ミラン(勝ち点9)は31位ツルヴェナ・ズヴェズダ(勝ち点3)と対戦。CL3連勝でこちらもトップ8が見えてきた中、ここは必勝としたいところだ。 その他、FW上田綺世が負傷で不在の21位フェイエノールト(勝ち点7)は28位スパルタ・プラハ(勝ち点4)と対戦。アトレティコやミラン同様、トップ8入りを視界に捉える12位リール(勝ち点10)は29位シュトゥルム・グラーツ(勝ち点3)と、14位ベンフィカ(勝ち点9)は33位ボローニャ(勝ち点1)と対戦する。 ◆リーグフェーズ第6節 結果 ▽12/10(火) ジローナ 0-1 リバプール ディナモ・ザグレブ 0-0 セルティック アタランタ 2-3 レアル・マドリー レバークーゼン 0-1 インテル クラブ・ブルージュ 2-1 スポルティングCP ザルツブルク 0-3 パリ・サンジェルマン シャフタール・ドネツク 1-5 バイエルン ライプツィヒ 2-3 アストン・ビラ ブレスト 1-0 PSV 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととなる。
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