ミッドセンチュリーとアートで構築するトラッドな西海岸スタイルの家【お手本にしたい家づくり】
良質なウォルナットを使ったシンプルな空間に自信の敬愛する家具やアートで個性を出した金子邸。特にアートの使い方と見せる収納は是非とも参考にしてほしい!
ミッドセンチュリー家具とアートが織りなす西海岸の空間。
ワークやミリタリー、アウトドアをベースに、自身の敬愛するサーフやネイティブアメリカンのカルチャーを絶妙にブレンドするモノ作りを得意としたキャルオーラインの金子さん。その自宅も様々な国や時代のものがセンスよくミックスされていて、非常に個性的だ。
金子さんが自宅で仕事をする時のワーキングスペース。イームズのDCMにインダストリアルなデスクを合わせるのが個性的。横にはロイ・リキテンシュタインのアート。
ベースはバブル期に建てられたマンションで、子供が生まれるタイミングでフルリノベーションしたそう。 「買い集めていたヴィンテージ家具があったので、それらがぴったりと合うサイズでリフォームしたんです。いつでも引っ越しができるように、壁にできるだけ備え付けの収納棚をなくしたのもこだわりですね。あとは無垢のウォルナットを使った床でしょうか。ここは安い木材を使用せず、固くて節の少ない上質なものを選びました。いかにも“西海岸をイメージしました!”みたいな明るい感じが少々苦手でして(笑)。
ダイニングスペースには、イギリスのGプランやイームズのシェルチェアなど、いろいろな国の プロダクツが揃っている。ミッドセンチュリーものが多く、統一感がある。
アメリカ一辺倒ではなく、ヨーロッパの家具や日本のブランドも調和を考え選んでいます。木材の床や家具とオフホワイトの壁だけではシンプルすぎるので、アクセントとして明るいカラーのアートや洋書、ネイティブアメリカンの工芸品などを置いています。これだけで全然見え方が違うんです。
ドライフラワーやフォークアー トなどがセンスよく飾られた一 角。ポッテリーは、タコマ族 のもので現地にて購入。
デスクスペースにあった恐竜のアートワーク。こちらはニューヨークで購入したもの。本の上に置くというのも◎。