中日井上一樹2軍監督（2024年9月24日撮影）

＜ウエスタン・リーグ中日6－3オリックス＞◇27日◇ナゴヤ球場 　中日が11年以来13年ぶりのウエスタン・リーグ優勝を逃した。首位ソフトバンクに「マジック1」が点灯する中、4回に中田の先制二塁打、石橋の3点本塁打で試合の主導権を握り、逃げ切った。しかし、ソフトバンクが広島を下し優勝決定。井上一樹2軍監督（53）は、「それはしょうがない。明日、明後日はドラゴンズのファンがいっぱい来てくれる。勝ちにこだわるっていう姿勢は最後まで見せたい」と話した。 　井上2軍監督は、立浪和義監督（55）による招聘（しょうへい）で今季から2軍指揮官に就任。シーズンを通じて、首位争いを演じた。開幕から2軍で預かった高橋宏は、4月末に1軍に昇格。20試合を投げ12勝4敗、防御率1・28と初タイトルも視野に入れている。育成契約だった松木平優太投手（21）も、シーズン途中に支配下登録から終盤の先発ローテーション入り。野手では福永裕基内野手（28）がシーズン100安打を達成するなど、次世代の若竜らを1軍に戦力を供給した。「勝ちにこだわる意識は植え付けることはできてると思う」と、シーズンを振り返った。