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専門家に聞いた、30代40代ママに“復職後うつ”が増えている理由|VERY

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magacol

働くママが増える一方で、近年増えているのが“復職後うつ”など復職ママのメンタル不調。仕事と育児の両立を、みんなができることだと考えていませんか?“復職後うつ”が増えている背景には実は原因があります。現代のメンタルヘルス対策に詳しい専門家にお話を伺いました。 SHELLYさんと考える「日本のシングルマザーが生きにくい理由」

「復職後うつ」が増えているのは、原因があるんです!

●産業医・大室産業医事務所代表 大室正志さん メンタルヘルス対策、生活習慣病対策等、企業における健康リスク低減に従事。現在約30社の産業医を務める。社会医学系専門医・指導医。著書『産業医が見る過労自殺企業の内側』(集英社新書)。

産業医として、復職後うつが増えていると肌で感じています。復職後うつの増加は女性の社会進出が進み、働き方が多様になったことの副作用といえるかもしれません。これまで、育休明けの復職後は負荷が少ないが出世の芽もない、マミートラックに乗せられる女性がほとんどでした。しかし、近年は規制緩和により復職後も変わらない分量の仕事を任される女性も増えてきています。 最近、問題になっているのが時短勤務の過重労働。知的産業では時間で業務を区切ることが難しく結果的に時短勤務で給料は減っているのにフルタイムの人と同じ仕事量や成果を求められてしまう。キャリアを築く権利や可能性を付与された代わりに子育て中でも手加減がされない――うつになりやすいのは、その状況で頑張ってどうにか一人前の業務をこなしてしまう人です。女性の働き方の変化に男性の働き方改革や家事分担が追いついていないので家庭での作業量は女性が多く、女性自身も“母はこうあるべき”というママギャップの罪悪感から育児・家事の手を抜きにくい。社会構造的に復職後の女性がオーバーワークに陥りやすい状況があるのです。

復職ママが知っておきたい“疲労とメンタル” 5つの関係性

●MR(メンタル・レスキュー)協会理事長・同シニアインストラクター下園壮太さん 陸上自衛隊初の「心理幹部」としてメンタルヘルス教育に携わる。退官後は独自のカウンセリング技術の普及に努めている。著書『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(朝日新聞出版)ほか。

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