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マキタスポーツ&宮沢章夫が語る俳優・伊武雅刀の“良い声”爆笑エピソード

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TOKYO FM+

禁酒法の時代に、こっそりひそかに経営していたBAR『SPEAKEASY』。2020年の東京の街にも、そんなひそかなバーがありました。月曜から木曜の深夜1時にOPENする“ラジオのなかのBAR”『TOKYO SPEAKEASY』。 各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。 5月5日(火・祝)のお客様は、お笑い芸人のマキタスポーツさんと劇作家の宮沢章夫さんです。

◆竹中直人の“1番良い状態”

マキタ:役者を演出するときの面白みって、“こう見せたい”とか、めちゃくちゃ役者の人って強いじゃないですか。でも“そっちじゃねーよ”っていうのとか、どうやって上手くあぶりだすんですか? 宮沢:いや、それよりは、この人が1番良い状態というのがあるはずなんです。竹中直人を例にあげると、あの人は自分でもちょっとはじけたいわけですよね。で、何かデタラメなことをしてふざけてるときの竹中を、ディレクターとか使う側の人たちがそこを見ちゃうんだけど、あの人、真面目腐ったことを言うと本当にくだらないんですよ(笑)。 1度ね、80年代にやったコントで、“オチのない話”をするっていうのがあって。「ホテルに泊まってたんだよ」って言って、「ちょっと夜中に起きたんで、廊下を歩いていたら隣の部屋が開いてた。で、覗いたらね、キチっとスーツ着た中年男性がいるんだよ」……そこで話が終わっちゃうんだよ、その続きをみんな期待してるのに(笑)。くだらないでしょ? マキタ:くだらないですよね。

◆宮沢「伊武さんとタクシーに乗って…」

マキタ:“良い声”ってすごいですよね。 宮沢:伊武雅刀さんとか。 マキタ:伊武雅刀さんは、“ズルい”というか、あの声はすごいですよね。 宮沢:そう。タクシーの運転手さんに、狭い路地から大きな道に出るには、どうやって行ったら良いかを説明するのに、あの良い声だった(笑)。 マキタ:(笑)。 宮沢:それはね、ちょっと笑いましたけど。その次に、また一緒にタクシーに乗ったんですよ。そうしたら、伊武さんが、ずっとポケットを探してるんですねよ。それで、突然ピタッと動きを止めて「宮沢君」って、突然良い声になって、「細かいお金がないんだ」って(笑)。 マキタ:あはははは。笑って、思わずむせちゃいましたけど。僕も伊武さんの“良い声問題”ではありまして、あるドラマでご一緒したときに、まぁ、そうそうたる方が出ていらっしゃるドラマだったんですよ。それこそ、西田敏行さんとか、遠藤憲一さんもいらっしゃいまして。それで、結構ドラマの進行が遅れていて、“ここぐらいまで撮りきらないと”って、(スタッフ間で)多分あったので、お昼を抜かしてしばらく(撮影を)やっていたんですよ。 そうしたら、裏で伊武さんがあの声でね、「俺はお腹が空いたんだ」って言っていて。それで、「俺はお腹が空くとダメなんだよ」って。本当にこの程度の文言なんですよ。それを、ずっと良い声で言っていたんですよ。それで、僕の出番になったときに、「伊武さんがいないな」って思いながら、僕の出番のところは撮りきりまして。 だけど、(撮影スケジュール上)まだご飯が食べられない状況だったんですよ。みんな食べていないんですよ。そうしたら、離れたところで伊武さんが1人でカレー食ってたんですよ(笑)。とにかくそれが涙が出るぐらい面白くて。さっきまで、「お腹が空いた、お腹が空いた」って良い声が言ってた人が、待ちきれないで1人でご飯を食べてたんですよ(笑)!? あれはね、たまりませんでしたね。 宮沢:伊武さん面白いですよ、とにかく。 マキタ:ほんとに面白かったですって。 宮沢:それで思い出したのがね、スネークマンショーのビデオを作ったことがあって。僕は作家として参加したのですが、ロケ中にプロデューサーが出前で全員分のカツ丼を頼んで、持ってきたんですね。それで、そんなこと分かるはずないと思うんだけど、すべての蓋にいちいち手を置いて、「あ、これが美味しい」って(笑)。 マキタ:何が分かるんだろう(笑)。はー、面白いですね。

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