ドコモの「motorola razr 50d」はココが違う 閉じたまま即「d払い」、5G「n79」にも対応 若年層向けの仕掛けも
さらなる認知向上へ カフェでrazr 50dの実機体験、Gemini考案の料理も
マニ氏は説明会の中で、ドコモとともに「日本のZ世代の若い方々のニーズを満たしていけるようにと頑張っていく所存だ」と意気込んだ。2006年発売のM702iSから、2024年発売のrazr 50dまで約18年もの間、ソフトバンクやIIJmioなどからMotorola端末の発売があったとはいえ、ドコモからはMotorola端末が出なかった。それゆえに若者の認知不足に一定の影響を及ぼしている思われる。 こうした背景から同社は9月17日に開催した記者発表会で、男性アイドルグループSnow Manのメンバーである目黒蓮さんをブランドアンバサダーに起用し、テレビCMを打つなどしている。同社マーケティング部長の清水氏は「とにもかくにもブランドの認知を獲得しようという」考えから、「テレビCM、野外広告デジタル、SNSと、Z世代を含む若年層の方々に向け、包括的なアプローチを展開してきた」と経緯を振り返る。 包括的なアプローチの1つにアバターを利用したキャンペーンがある。同社では「ご自身(人)の写真からAIがアバターを生成するWebサイトを立ち上げた結果、12万を超えるアバターが作成され、SNSで拡散される」(清水氏)までに至った。新CMには1万人以上もの一般公募で当選した11人のアバターが出演している。また、これまでは東阪中心だった野外広告を福岡や北海道にも展開している。 さらなる認知向上へ向けた新たな施策として、同社は12月13~15日の3日間限定で東京・表参道のRAND AOYAMAで、「motorola cafe」を開催する。予約制のこのカフェではrazr 50dを各テーブルに設置し、実機を触りながらGoogleのAIアシスタント「Gemini」考案のメニューに基づく、サンドイッチやドリンクを楽しめるようにした。razr 50dで若者をさらに魅了できるのだろうか? 今後の注目度に期待したい。
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