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前沢牛、初の輸出 台湾に販路開拓・岩手ファーマーズミート

配信

岩手日日新聞社

 岩手ファーマーズミート(奥州市前沢向田、小形守代表取締役)が台湾の台湾誠国際食品(嘉義県)に前沢牛を輸出し、31日に現地で第1号が一般販売された。前沢牛の輸出は初。次回の出荷も決まっており、小形代表取締役(63)は「前沢牛を輸出したい生産者がいれば一緒に取り組みたい」と新たな販路に期待をかけている。  輸出第1号は去勢1頭502キロで、肉質・歩留等級はA5のうち最高級。17日に現地に到着し、台湾誠国際食品の社員が歓迎した。インターネットを通じたオークション方式などで一般消費者らに販売された。  岩手ファーマーズミートは農林水産省の6次産業化事業計画認定企業で、グループで繁殖から販売まで手掛ける前沢牛オガタ(同市前沢向田、小形守代表取締役)の関連会社。日本のブランド牛をこれまでにも取り扱ってきた台湾誠国際食品の訪問を以前から受け、岩手県産(本社矢巾町)などと協力して台湾でのプロモーションを展開してきた。自社ブランド「小形牧場牛」を輸出したことがきっかけとなり、好評を得て今回の需要に応えた。輸出にはJA岩手ふるさと、いわちく(本社紫波町)など関連団体・企業もノウハウを生かして協力した。  前沢牛は同JAの商標登録。前沢地域での飼養や肉質等級4以上、歩留等級がAかBなど認定の条件がある。認定数、生産者数の限界から、これまでは国内市場にとどまっていた。  小形代表取締役は「価値を見いだしてくれる相手に最高の牛を出荷したかった。台湾の人たちは後藤新平の縁をはじめ、奥州市と多くのつながりがあるので大切にしたい。新型コロナウイルス感染症の流行が収束して花巻空港との直行便が本格復旧した際には、奥州市でも前沢牛を味わってほしい」と願った。

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