仮想空間で地域の魅力を体験 コロナ禍で足を運べない移住希望者との接点を 【長野】
長野県伊那市が、移住や定住の促進を目的に新しいサービスを始めました。 仮想空間で地域の魅力を発信します。 10日から運用が始まったのが、伊那MRスクエア。 開発に携わったKDDIや伊那市の白鳥孝市長などが出席し、お披露目会を開きました。 学び・仕事・暮らし・自然文化の4つのテーマで情報を発信します。 楠原由祐子アナ 「実際に使ってみます。サイトにアクセスするとこのように自ら空間内を動いて知りたい情報に触れることができます。例えば「学び」から小学校に入ってみると、音楽室だったり、理科準備室など360度、いろんな角度から実際に中を見学できるんですね」 リアルとバーチャルを組み合わせた体験型のサービスで、関係人口や移住定住の増加を目指しています。 白鳥孝市長 「移住する動機が違う教育移住や保育自然の中で保育をしたい人もいる農業や林業をしたいという移住者もずいぶん多いリクエストに応じたコンテンツを用意することが大事」 このサービスでは伊那市の四季折々の風景を収めた映像をみることもできます。 市には移住希望者からの問い合わせが増えている一方、コロナ禍で実際に足を運べないという課題もあり、移住希望者との接点をつくるという役割も担っているということです。