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「失業と孤独がアルコール依存症の扉に」医師が警鐘

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週刊SPA!

 コロナ禍での“失業”や“孤独”の不安を抱えながら、ついつい自宅でお酒の力に頼ってしまうという人も少なくないはずだ。しかし、お酒は“百薬の長”とも“万病の元”とも言われており、飲み方や量によって毒にも薬にもなりうる。  失意のなかで、アルコール依存症に陥ってしまった女性がいる。彼女のエピソードを紹介するとともに、精神科・心療内科医で「しのだの森ホスピタル」理事長兼院長である信田広晶氏に、昨今のコロナ禍を踏まえた見解や対策を取材した。

婚約が破談となり、酒量が一気に増える

 宮沢早紀さん(仮名・31歳)は、かつて恋人と仕事を同時に失ってしまうという経験をしている。次第にアルコールに溺れていき、身を持ち崩してしまったそうだ。宮沢さんが顛末を振り返る。 「IT系の仕事をしていた29歳の頃。“もうこのまま独身ならバリキャリ目指すぞ!”って考えていた時に当時の彼氏と出会いました」  彼は2歳年下の27歳。友人の開いた食事会、いわゆる合コンで出会ったという。 「生まれて初めてひと目惚れをして、猛アタックしたんです。彼が根負けするという形で付き合うことになりました。どちらかというと、彼が結婚に積極的で、『結婚したら、中央線沿線に住みたいな』とか『結婚までにもう少し料理を頑張ってね』なんてサラッと言うので、徐々に結婚を意識したんです」

記念日直前に別れ話を切り出され…

「喧嘩もなく、おだやかに付き合っていたんですが記念日直前に夕飯を食べていたら、いきなり『別れようか』と言われて。私としてはうまくいっているつもりだったので、本当に寝耳に水でした。  真顔で『大事な話がある』と。てっきりプロポーズだと思っていたので、まさかフラれるとは……」  彼から告げられた別れの理由は『好きだけど結婚相手としてみるとちょっと違う』ということだった。そのうえで、30歳直前の宮沢さんとこのまま結婚するつもりもないのに付き合い続けるのは申し訳ない、という思いだったそうだ。 「いきなりすぎて全く受け入れられなくて。すがってすがって、なんとか別れたくないって言ったんですが全然ダメでした。ここから、私はだんだんおかしくなっていきました」

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