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プロ初黒星喫した井上浩樹が引退発表 「負けても悔しさが全然湧いてこなかった」

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中日スポーツ

 ボクシングのWBA・IBF統一バンタム級王者井上尚弥(27)=大橋=のいとこでWBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹(28)=大橋=が17日、ツイッターで引退を発表した。16日、ボクシング界にとってコロナ自粛明け初のタイトルマッチとなった東京・後楽園ホールでの日本同級防衛戦。右目の腫れと裂傷による7回TKOでプロ初黒星(15勝12KO1敗)を喫していた。  「負けても悔しさが全然湧いてこなかった。これじゃやめるしかない。試合が終わった瞬間にそう思いました」。17日に大橋会長、尚弥、その弟で元WBCバンタム級暫定王者の拓真に報告。尚弥からは「寂しいな。でも浩樹が決めることだから…」と声をかけられたという。  浩樹は小学校から井上兄弟の父真吾トレーナーの指導を受けてボクシングをはじめ、神奈川・相模原青陵高で高校3冠。2015年のプロ入り後は常に兄弟と練習をともにしてきた。  一方で、優しい性格からか攻めきれず消化不良に終わる試合もあり、尚弥は精神面が課題だと指摘していた。浩樹は「結局、変われなかった。やりきれなかった後悔を次の人生に生かしたい。何も決まっていませんが…」と、ボクシング人生を振り返った。  大橋会長は「浩樹は引退ですが、気が変わるかもしれないので王座返上は保留します」とコメント。「井上家で一番」と才能を評価する浩樹に現役続行の可能性を残していた。

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