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死に至る病を引き起こす「プラーク」の恐怖…どんな人に多い?

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幻冬舎ゴールドオンライン

心臓・血管の病気は、がんと並ぶほど日本人に多い死因です。しかし、健康に関する情報が巷にあふれているなか、心臓・血管の病気について正しい知識を伝える媒体は極めて少なく、多くの誤認が生じている現状があります。そこで本連載では、「世界一受けたい授業」にも出演した山下武志医師の書籍『心臓・血管の病気にならない本』(KKベストセラーズ)より一部を抜粋し、複雑な病気について、シンプルに、わかりやすく解説していきます。※「医師×お金」の総特集。 GGO For Doctor はコチラ

心血管疾患で命を落とすリスクを激減させる方法は?

無数にある心血管疾患ですが、もし命に直接係わる事態が生じるとしたら、その原因はおそらく「血栓」です。 血栓とは読んで字のごとく「血の栓」であり、血管の内部にできる血の塊です。血栓ができると血流が妨げられてしまうため、臓器への血流が足りなくなり、そのことによって致命的な事態が引き起こされるということです。たとえば脳の重要な血管に血栓が詰まると脳梗塞を、心臓の重要な血管に血栓が詰まると心筋梗塞を引き起こします。 したがって、極論ですが、「血栓の形成さえ防げれば、心血管疾患で命を落とすリスクは激減する」ともいえます。では、血栓はどのように作られるのでしょうか? 【まとめ】 ・心血管疾患で命を落とす原因の多くは「血栓」

コレステロールが多いと血管に「プラーク」が溜まり…

私たちの血液中には、マクロファージと呼ばれる一種の白血球があります。マクロファージにはいくつか重要な役割があるのですが、血中のコレステロールを「食べる」のもその一つです。 ところが、あまりにも血中にコレステロールが多いとコレステロールを食べすぎて死んでしまったマクロファージの死がいが血管の壁に溜まっていき、血管内に「プラーク」と呼ばれるゴミが作られてしまいます。 歯に溜まる歯垢をプラークと呼びますが、似たようなものだと考えてください。要するに、血管内にゴミが溜まってしまうのです。 ただし、プラークが直接に血管を詰まらせ、臓器にダメージを与える梗塞を引き起こすわけではありません。 このプラークは膜のようなもので包まれているのですが、その膜が柔らかく不安定だと、何かの拍子に破けることがあります。すると、血液内で血液を固める役割を担っている血小板が「あ、ケガをしてしまったな」と勘違いし、血管内にカサブタのようなものを作るのです。これが危険な血栓です。 血栓は、血栓が作られた場所でカサブタとなって血管を詰まらせることもあるのですが、剥がれて血管の内部を漂い、脳や心臓の重要な血管を詰まらせてしまうこともあります。それが脳梗塞や心筋梗塞です。 【まとめ】 ・血管内のゴミであるプラークが破けると血栓ができる ・血栓が脳や心臓まで流れ、血管を詰まらせるのが脳梗塞や心筋梗塞

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