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フリーで月110万円売り上げる時も...コロナ禍で活躍する”流しのドライバー”

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テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー。今回は、新型コロナウイルスの猛威をきっかけに変わる物流業界を取材。人手不足を補う工夫や感染拡大を防いで宅配するアイデアを紹介する。 常に人手不足に悩まされている物流業界。国内で運ばれる荷物の数は、2008年度は約30億個だったが、2018年度には43億個と10億個以上も増加。一方、配達するドライバーの数は、2008年は約79万人、2018年は約86万人と、荷物の増加に比べて足りない状況が続いている。

各地をめぐる黒い軽ワゴンの正体は「流しのドライバー」

そんなピンチに現れたのが、車体の横に「ピックゴー」と大きくプリントされた黒い軽ワゴン車。普段はフリーで待機しており、荷物があれば最短15分で駆けつける、いわば“流しのドライバー“だ。 ドライバーはどこの会社にも属していない個人事業主。いわゆるフリーのドライバーだ。約1万5000人がこの配送マッチングサービスに登録している。各地のドライバーのスマホ画面には全国から配送の依頼が次々と入る。ドライバーはその中から自分がいまやりたい仕事を探してエントリーする。依頼人は、エントリー中のドライバーの中から誰に頼むかを選択する。ドライバーの売り上げは運んだ距離で決まり、依頼主がその仕事ぶりを5段階で評価する。

ピックゴーに登録するフリードライバー・阿妻圭祐さん(29)は、週5日以上、朝7時~夜9時まで稼働。元大手物流会社の委託ドライバーで、「売り上げは倍近く変わった。(多い月で)110万円くらい」と話す。中・長距離をできるだけ探してエントリーしたり、多い日は1日4件の依頼をこなしたりしているという。 2児の母親でフリードライバーの的場祐三子さんは、週3回、夕方~夜8時まで稼働。「時間の自由が利くことが一番ですかね。(収入が)多い月は普通のパートの3倍くらい。楽しいです」と笑顔で語る。

ピックゴーを手がけるベンチャー「CBクラウド」(東京・秋葉原)の松本隆一社長(32)は、「努力しているドライバーさんが仕事を多く得られる環境を作りたい」と意気込む。前職は国交省の航空管制官だったが、2013年に死去した義父の「物流を変えたい」という思いを継ぎ、同社を立ち上げた。

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