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アラベスも監督交代。残留レースを勝ち抜くのはどのクラブか

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文 木村浩嗣  前回、監督解任が相次ぐリーガの現状をお伝えしたばかりだが、7月5日にアラベスがアシエル・ガリターノ監督を解任した。

流れを変えるための監督交代

 リーガ中断中、アラベスは職員の雇用を維持するためにただちに国庫を頼ったクラブであり、財政状態は思わしくない。ここでの降格は致命傷になりかねない、と手を打ったということだろう。  オーナー企業でもあるバスケットボールクラブ「サスキ・バスコニア」は先日、リーグ優勝を飾ったばかり。尻上がりに調子を上げた理由が監督交代だったことがフロントの頭にあったのかもしれない。  後任はラシン、マラガ、レバンテなどで指揮を執ったファン・ムニョス。カウンターを主としながらボール支配を諦めないスタイルを持ち味としているが、今回は前任者と同じ、強力2トップ(ホセル、ルーカス・ペレス)にロングボールを当てるサッカーを貫くだろう。戦術変更の時間はない。  残り4試合の時点での監督交代に、悪い流れを変える、という意味があるのは明らかだ。リーグ再開後7試合で1勝6敗、直近5試合は1得点12失点で5連敗中という惨状で、中断前14位だった順位は17位にまで落ち、降格圏18位のマジョルカとの勝ち点差は3ポイントにまで迫っている。  アラベスの消化試合は1つ少ないが、新監督にとってのデビュー戦の相手は再開後7連勝中のレアル・マドリーとあって、残り3試合で3差をいかに守るかが現実的な目標だろう。

1枠を巡る最後の争い

 再開後は流れの良いチーム(Rマドリー、アトレティコ・マドリー、セビージャ、ビジャレアル)と悪いチーム(ソシエダ、バレンシア、ベティス、アラベス)とが明確に分かれている。  中2、3日で試合が連続しているため、気分転換や戦術・采配転換の時間がなく、転落を食い止めるには監督交代しか手がないという状況だ。  残留争いの方は、最下位エスパニョールがすでに降格決定済みで、残留圏まで6ポイントある19位レガネスの降格は次節にも決まりそう。  実質的には18位マジョルカ(32ポイント)、アラベス(35、消化試合1つマイナス)、セルタ(36)、エイバル(36)の間で残る1枠を巡る争いとなるだろう。  残り試合を見ると、マジョルカはセビージャ戦、アラベスはバルセロナ戦、エイバルはビジャレアル戦を残しているが、セルタはいずれも目標喪失チームとの対戦で一番有利に思える。  再開後1ゴール2アシストの久保が奮闘するマジョルカが、他の3チームよりも1試合多く勝つ必要があり、最も苦しいことには変わりない。

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