県内企業倒産 3か月連続で30件超/埼玉県
11月の県内企業の倒産件数は32件で、3か月連続で30件を上回ったことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。 11月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は、前の年の同じ時期と比べて3件減少し32件でした。 倒産が30件を超えるのは3か月連続です。負債総額は36億5500万円で、前の年の同じ時期と比べて3200万円増えました。 業種別では、サービス業が10件で2か月連続で最も多く次いで建設業が8件、製造業が5件でした。 倒産した主な要因は「販売不振」が27件で全体の8割以上を占めています。 規模別では、5000万円未満の倒産が16件で前の年の同じ時期に比べ6件減ったものの全体の半数を占め、依然、小規模倒産が大半を占める傾向に大きな変化はありません。 帝国データバンク大宮支店は、コロナ禍での官民あげての資金繰り支援=ゼロゼロ融資について、「多くの企業が問題なく返済を進めているが、零細企業を中心に返済に不安を感じている企業もある」としています。 そのうえで「今後もそうした企業の中から倒産となるところがでてくるため、当面、現状程度の倒産件数は続いていく」と指摘しています。
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