イオンシネマ土岐4月開業、岐阜・東濃地域20年ぶり映画館 立体音響「ドルビーアトモス」全館県内初
岐阜県土岐市土岐津町土岐口の商業施設イオンモール土岐に新設されるコンパクト型のシネマコンプレックス(複合映画館)「イオンシネマ土岐」について、イオンシネマを運営するイオンエンターテイメント(東京都)は10日、来年4月に開業する、と発表した。 同社によると、スクリーン数、座席数など詳細は調整中だが、スクリーンは五つ以上設ける方針。立体音響技術「ドルビーアトモス」を県内で初めて全スクリーンに導入、迫力ある音響空間をつくる。全ての席を両肘付きの独立席とし、電動リクライニング付きの「ハイグレードシート」、寝そべりながら鑑賞できる「コンフォートシート」、座り心地を追求した「通常席」の3タイプを設ける。 同社は「地元学校の学生とコラボレーションした企画や近隣の商業施設と連携したイベントの開催など地域とのつながりを重視する。ライブビューイングなど映画以外の多彩な映像コンテンツで楽しさをお届けする」としている。 2004年に多治見市錦町の「多治見シネマ」が閉館して以来、東濃地域には映画館がなく、劇場に灯(ひ)がともるのは二十余年ぶりとなる。 (小森直人)
岐阜新聞社