コロナ禍のお歳暮事情とは?贈られてうれしかったもの・困ったものって?
12月はお歳暮のシーズンです。日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを贈るものですね。デパートではお歳暮コーナーが設置されています。コロナ禍の折、今年はネットを利用して贈る人もいるでしょう。ただ、若い世代ではお歳暮は贈らない、という人が多いかもしれません。 株式会社主婦の友社が運営する、主婦のための情報&コミュニティメディア「暮らしニスタ」では、30代から40代の主婦層を対象に、今年、お中元やお歳暮を贈るかどうかについて調査しました。
今年はお歳暮を贈らない人が7割。新型コロナの影響も
今年、お歳暮を贈るかどうか聞いたところ、69.3%が「今年は贈らない」と答えました。具体的には、「年末年始に帰省するときにお土産を持っていくので買わない」「お世話になっている人には日ごろから贈り物をしているから」「お祝い事や理由があるときに贈り物をしている」「会社は虚礼廃止で、贈り物等が禁止されている」のほか、「コロナで落ち着かないし、景気も悪化しお金もないため贈らない」といった理由が挙げられました。 「今年は贈らない」派は「そもそも贈ったことがない」が65%で、お中元やお歳暮を贈る習慣がないようです。また「思い出せる限り何年も贈っていない」(20%)、「数年前から贈っていない」(11.7%)というように以前は贈っていたものの数年前から送っていない人もいれば、「今年から贈らないことにした」(3.3%)という人もいました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、人混みを避けるため買い物に行きたくなかったり、景気の悪化による収入減のためお歳暮を贈らないという人もいるようです。
親や親戚に送る人が大半。予算は3000円から4999円で約85%
お中元やお歳暮を「贈る」派に贈る相手を聞いたところ、最も多いのが「両親」で77.8%。次いで、「両親以外の親族」が51.9%で、両親含む親族がほとんどでした。他には「職場の上司」(18.5%)、「恩師、友人」(17.8%)、「仕事の取引先」(11.1%)という結果に。 お中元・お歳暮にかける予算は、「3000円~3999円」(44.4%)、「4000円~4999円」(40.7%)で、3000円から4999円がボリュームゾーンで85.1%を占めました。「あまり高価なものを贈ると相手に気遣わせてしまうから」といった声も寄せられました。