植物界の「生きた化石」ヘゴの群生を多数発見 中国・雲南省
【7月3日 CGTN Japanese】中国南西部の雲南省(Yunnan)普洱市(プーアル、Puer)瀾滄県(Lancang)富邦郷でこのほど、ヘゴの木の群生が多数見つかりました。多くは他のシダ植物と混ざって広葉樹の間に生えています。 大まかなまとめによりますと、ヘゴの木は富邦郷内の複数の村に分布しており、幹の太いものから細いものまで、樹冠の大きいものから小さいものまであります。樹齢としては幼木から成木、老木までそろっています。中でも「ヘゴ王」と呼ばれる最大のヘゴは樹高が10メートル以上あり、胸高直径が35センチ、根元の直径が50センチで、巨大なパラソルのようです。また、一部には自然に枯死した木の幹や切り株が主に道路沿線、村の周辺および茶畑、山林に残っています。 ヘゴは2~3億年前に出現した、現存する唯一の木生シダ植物で、恐竜と同時代に栄えた植物であるため、科学界では古生物と地球の進化を研究する「生きた化石」と呼ばれており、中国では国家二級重点保護野生植物に指定されています。現地の関連部門は、ヘゴの成長環境の必要に応じて保護措置を制定・実施し、ヘゴが自然環境の中で生存、繁殖できるようにすると表明しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
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