「おかえり」 冬鳥「コガモ」が飛来 オスはこれから”変身”へ／兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市にある国史跡・篠山城跡の掘に、冬鳥の「コガモ」が飛来。水草に覆われた水面を悠々と泳ぎまわりながら、せっせと食事に励んでいる。 【写真】もぐもぐ 全長約38センチで、日本にやってくるカモの中で最も小さい。冬鳥の中でも早くに飛来して、遅く旅立つため、長く日本にとどまる”日本好き”。 求愛シーズンのオスは頭がチョコレート色、目の周りから首の後ろにかけて暗緑、体は灰色と鮮やか。メスは全体的に褐色。ただ、飛来直後のオスはまだ求愛シーズンではないため、メスと同じような色で、外敵に見つかりにくい姿（エクリプス）をしている。 寒くなるにつれて美しい羽に”衣替え”し、おしゃれな姿で求愛する。10月に入ったものの、まだ暑い日もあり、コガモが変身する季節はもう少し先になりそう。 とはいえ、今年もやってきたコガモたちが季節の移り変わりを教えてくれる。ひと足早い「冬の使者」をレンズ越しに眺めながら、「おかえり」とつぶやいた。 【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）
