大橋彩香をつくった5つの音楽 小学生で受けたリンキン・パーク“重低音の洗礼”
『アイドルマスター シンデレラガールズ』島村卯月役、『BanG Dream!』山吹沙綾役などで知られ、12月16日には3rdアルバム『WINGS』をリリースした声優アーティストの大橋彩香さん。水野良樹さん(いきものがかり)作詞・作曲によるリード曲『START DASH』をはじめ、DECO*27さんによる『HOWL』、e-ZUKAさん(GRANRODEO)が手がけた『MASK』など、『WINGS』というタイトル通り、アーティストデビュー5周年を経て「これからさらに羽ばたいていきたい!」という強い思いを込めた作品に仕上がっています。今回のインタビューでは、そんな大橋さんが影響を受けたアーティスト5組について深掘り。アルバム『WINGS』への手ごたえを含め、“アーティスト・大橋彩香”の魅力に迫りました。 【写真】大橋彩香の魅力に迫る…撮り下ろしショット23枚
■【凛として時雨】“唯一無二の天才”TKの世界観に憧れ「いつか曲を作ってもらいたい」
――まずは大橋さんがフェイバリットとして挙げてくれたアーティストのことを聞かせてください。最初は、凛として時雨。TKさん(Vo.&Gt.)、345さん(Vo.&Ba.)、ピエール中野さん(Dr.)による鉄壁の3ピースバンドです。 大好きですね! 凛として時雨さんを聴き始めたのは、中学生のときです。きっかけは友達に教えてもらったことかな。アニメの主題歌も作られていて、カラオケで歌ったりもしてました(笑)。その頃から明るい曲よりもダークな雰囲気の曲が好きだったので、凛として時雨さんの曲の世界観が刺さったんですよね。最初に買ったCDはアルバム『just A moment』(2009年)。『JPOP Xfile』という曲が大好きで、MVも何回も観ました。 ――TKさんの作る楽曲、すごく独創的ですよね。ボーカルにも個性があるし。 そうですよね。自分がアーティスト活動をするなかで、TKさんの楽曲のような雰囲気の曲もやってみたいと思ってるんですけど、あの雰囲気はTKさん以外には出せないし、本当に唯一無二の天才ってこういう方のことを言うんだろうなって思います。いつかぜひ、曲を作ってもらいたいですね……。 ピエール中野さんも、好きなドラマーの一人に挙げさせてもらってるんですよ。めちゃくちゃ上手いのはもちろん、DJをやったり、すごくマルチな活動をされていて。『COUNTDOWN JAPAN』(音楽フェスティバル)で中野さんのDJを聴いたこともあります。私、CDのクレジットを見るのが好きなんですけど、(大橋さん自身が)アニメ系のアーティストの楽曲でドラムを叩いてることもあって。中野さんの名前を見つけると「お!」って(笑)。