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暗殺に失敗しても、背後関係がバレても…ロシアがソ連時代の毒物を使い続ける理由

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BUSINESS INSIDER JAPAN

ドイツの医師たちは、ロシアが8月下旬に同国の評論家、アレクセイ・ナワリヌイ氏をノビチョクという神経剤で毒殺しようとしたと非難している。 【全画像をみる】暗殺に失敗しても、背後関係がバレても…ロシアがソ連時代の毒物を使い続ける理由 ノビチョクは1970年代にソビエト連邦で開発されたものだが、ロシアは近年、これを暗殺に使っていると見られている。 2018年、2人のロシアの工作員がノビチョクを使用してイギリスに亡命した諜報部員の暗殺を試みたが、殺害には失敗した。ナワリヌイ氏も生存しているが重い後遺症が残る可能性があると言われている。 2人の情報筋は、プーチン大統領が政敵に対してノビチョクを使い続けているのは、それが彼が背後にいるという強いメッセージを送ることができるからだと語った。 また、ある情報筋は、ナワリヌイ氏が今現在、ロシア国内で反プーチンのキャンペーンを展開することができず、ドイツで治療を受けているという事実は、すでにプーチンが勝ったことを意味していると述べた。 2人の諜報関係者によると、ロシアのウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領は悪名高い毒薬ノビチョク(Novichok)を使用して政敵を暗殺し続けている。 ドイツの医師は著名なプーチン政権の批判者であるアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏を毒殺するためにロシア当局が毒薬を使用したと避難した。

「プーチンはあなたの死を望んでいる」

ナワリヌイは昏睡状態に陥り、ロシアの病院に搬送された。病院の医師は彼を主治医と会わせず、数日間出国させなかった。 最終的にロシア当局はベルリンへの移送を承認した。ドイツの医師は彼がノビチョクで暗殺されたと判断しており、死ぬことはないが長く後遺症が残る可能性があるとしている。 ノビチョクは1970年代に当時のソビエト連邦で開発された化学物質だが、近年はロシアが使用している。2018年には、2人のロシア人暗殺者がこの化学物質を使用して、亡命したロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)職員のセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏とその娘を、亡命先のイギリスで殺害しようとした。 スクリパリ氏と娘はともに生き残ったが、イギリス人女性のドーン・スタージェス(Dawn Sturgess)さんは、毒殺現場近くに放置されていた神経剤が入った偽の香水瓶を拾い上げてしまい死亡した。 NATOの関係者は「これまでの実績は驚くほど貧弱だが、ノビチョクは効果的で致命的な毒物であり、ウラジミール・プーチンがあなたの死を望んでいることを知らしめるという利点もある」と語った(この関係者は、報道関係者と話をする許可を得ていないため、匿名を希望したが、彼の身元は確認している)。 「ナワリヌイの場合、プーチンがシベリアで彼が死ぬことを望んでいたのは明らかだ」と彼は語った。 「しかし、ベルリンで彼が生きていても同じことだ。ナワリヌイはプーチンが彼を殺そうと思ったこと、ノビチョクを使おうとしたこと、背後に自分がいるとわかっても気にしないことを知ったのだから」

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