戸沢産玄ソバ、焼酎の原料に 供給契約調印式
そば焼酎「山形そば街道」で使用する戸沢村産玄ソバ「最上早生(わせ)」の供給契約調印式が6日、同村のぽんぽ館で行われた。 山形そば街道は、県内の酒販店経営者で組織するやまがた酒彩倶楽部(くらぶ)(田中浩一会長)が古沢酒造(寒河江市)に醸造を委託し、販売している。今回は来年2月ごろに仕込む玄ソバ900キロ(720ミリリットル入り約2千本分)の供給契約を結んだ。調印式では、各団体の代表者と加藤文明村長が契約書に署名した。 同村の今年のソバ収穫量は例年並みの約30トン。村内のソバ畑約200ヘクタールのうち、10ヘクタールほどが7月の大雨の影響で作付けできなかったが、8月以降は天候に恵まれ、収量を確保した。 2023年産の玄ソバを使用した新酒の試飲会も開かれ、田中会長は「香りが芳醇(ほうじゅん)で味が濃く良い出来になった。ぜひ味わってもらいたい」と話した。 720ミリリットル入りの価格はアルコール度数25度が2200円、同20度のやわらかが1320円、同41度の原酒が3850円。県内の同倶楽部加盟店で9日から順次販売する。問い合わせはワラヤ酒店023(684)3195。