【ボクシング】尾川堅一、妻手作りのお守りを持参し初防衛戦の地カーディフへ出発「あとは体重調整だけ」
ボクシングIBFスーパーフェザー級王者の尾川堅一(34)=帝拳=が29日、英国カーディフで6月4日に行われる初防衛戦のため東京・羽田空港から出発した。3人の息子たちからの手紙を入った梓夫人手作りのチャンピオンベルト風お守りを持参し、カーディフ出身で同級3位のジョー・コルディナ(30)=英国=が待つ地に向かった。 「子供たちが朝6時から車まで荷物とかを運んでくれて、いってらっしゃいって。嫁はTシャツにスワロフスキーのビーズを一個一個つけてくれて。子供たちの手紙は飛行機の中で読みます」 昨年11月の戴冠戦は米ニューヨークで初防衛は英国。2戦連続で家族と離れ海外での試合になるが「日本でやれることはやったと思う。あとは体重調整だけです」と、不安はない。 26日にはジムで前WBAミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)の激励を受けた。「いきなり来てびっくりした。『いつもどおり頑張れよ』と。うれしかったですし、負けられないなと気合が入りました」。名門・帝拳ジム最年長の世界王者となった尾川は敵地カーディフでタイトルを守り切る。
中日スポーツ