【BMW&メルセデス対決その1】BMW M340i対メルセデスAMG C 43 控えめなスポーツサルーン対決 勝ったのはどっち?
BMW M340i対メルセデスAMG C 43: スポーツサルーンの比較。
M340iとC 43が示すもの: 必ずしもトップモデルである必要はない!誰もが派手なものを好むわけではないし、誰もが見せびらかすことを望んでいるわけでもない。このような場合は程よいスポーツモデルで十分なのだ。
“ちょっとしたスポーツ”と呼ぶもの・・・。「M340i」と「C 43」の場合、トップアスリートの話ではなく、少なくとも野心的なアマチュアアスリートの話なのだ。そして、マラソンを3時間30分で走ろうとするなど、献身的にスポーツを追求したことのある人なら誰でも、そのようなレベルに到達することがいかに難しいかを知っている。
パワーユニットはBMWが374馬力、メルセデスが408馬力である(双方とも若干のブーストアップあり)。そのまま1クラス下がれば、控えめどころかコンパクトスポーツカーの王座に君臨するレベルだ。さらに恐ろしいのは、基本価格だ。AMGの場合、いくつかの性能を追加すれば、10万ユーロ(約1,600万円)の大台に乗る。
どちらのプレミアムメーカーも、エントリーレベルのパフォーマーを中途半端に開発したわけではない。BMWは、48ボルトのマイルドハイブリッド技術の恩恵も受けているものの、よりオーソドックスなアプローチをとっている。しかし、メルセデスはボディワークにもこれを強調している。フロントウイングには「Turbo Electrified」と大きく表示されている。AMGは14馬力を電動モーターが供給する。残りの408馬力は1991ccの小型直列4気筒エンジンが受け持つ。このエンジンは「A 45 S」にもわずかに異なるバージョンで搭載されている。
37kg重くなったCクラス
「Cクラス」では、4気筒のシリンダーがより重い車を動かす必要があり、我々の計量器では乾燥重量は1.8トンを1キログラム上回った。エンジンが大きいにもかかわらず、BMWは37kg軽く、フロントアクスルの重量配分も53%と、よりバランスが取れている。AMGは、4気筒エンジンがもともと軽いにもかかわらず、フロントアクスルの重量が2パーセント多い。