山形市の高校できょう、調理を学ぶ3年生が学びの集大成となる料理を振る舞いました。料理に込めた思いとは・・・ 【写真を見る】感謝の気持ち込め　調理科の高校生3年生が家族に料理振舞う（山形市） 報告・佐藤真優アナウンサー「廊下までいい香りが漂っています。こちらの調理室では、中国料理が作られています。うわ～おいしそう!この料理食べてもらいたい人がいるんです」 山形学院高校調理科の3年生は毎年、高校生活の集大成として料理を振る舞う「感謝の会」を開いています。 Qどなたに食べてもらいたいですか?　生徒は「お母さんに食べてもらいたいです」 きょうは生徒82人が感謝を伝えたい家族のために、和洋中のメニュー36品を作りました。 豚の角煮を作った黒田竣佑さん「感謝を込める気持ちで、愛情たっぷりでタレを作りました。」 「出来栄えは、最高です。」 こちらは5時間、じっくり煮込んだという豚の角煮。 この他、春巻きやラザニア、刺身の舟盛など、プロ顔負けの料理が出来上がりました。 この後、料理が振る舞われ、招待された家族らは感謝の気持ちが込められた料理を味わいました。 豚の角煮を作った黒田竣佑さん。思いは届いたのでしょうか? 黒田さんの父親「おいしい。」「うちの息子が料理をするとは思わなかった。こんなにおいしいもの作れるんだとちょっとびっくりしている。」 家族はわが子の成長を感じているようでした。 旅館に就職予定の齋藤穂乃香さん「旅館に来られるお客さんに、おいしかったと言ってもらえることが今からの嬉しいことの一つになると思います。一流の料理人になれるように頑張ります。」 生徒の多くは卒業後、料理人として歩み出すということです。