沖縄駐留の米海兵隊がグアムへの移転を開始
中谷防衛相は、沖縄県に駐留するアメリカ海兵隊のグアムへの移転を開始したことを明らかにしました。 中谷防衛相は14日、アメリカ海兵隊のおよそ100人からなる第1陣がグアムに移転を開始したことを明らかにしました。第1陣は、来年にかけて移転を終えるということです。 沖縄県に駐留するアメリカ海兵隊については、日米同盟の抑止力・対処力を強化しながら、沖縄の負担を軽減するため、2024年にグアムへの移転を開始すると日米間で確認していて、それが実現したことになります。 計画では、沖縄に駐留するおよそ1万9000人の海兵隊のうち、およそ9000人が沖縄から移転する予定で、そのうち4000人以上が段階的にグアムに移転します。 移転費用の総額86億ドルのうち、日本が28億ドルを上限に支出するとしていて、2009年度から2022年度にかけて、すでに27.5億ドル、およそ3730億円を支出しています。