ヘンリー王子とメーガン妃、賞の設立を計画中? エリザベス女王の叙勲に対抗しているという噂に声明発表
発端はイギリスのタブロイド紙「ザ・サン」と「デイリーメール」の報道。ヘンリー王子とメーガン妃が新設する非営利団体「アーチウェル」で賞を立ち上げようと計画しているという。人種差別など社会的な不正義と闘う人を称える賞だと2紙は報道。さらにこの賞の背景には女王が毎年自身の誕生日に発表する叙勲者リスト、つまり大英帝国勲章に対抗する意図があると伝えている。
新聞「ザ・サン」によるとすでに王子と妃は賞の設立に向けてアメリカで申請、「チャリティ活動、教育、科学、文学、人種の平等、ジェンダーの平等、環境保護、若者に対する啓蒙活動、健康やメンタルヘルスの分野に貢献した人を称える賞を設立したい」と書類に記載している。
これに対して王子と妃はアーチウェルの報道官を通して新聞「エクスプレス」などマスコミ各社に声明を発表。「これから数週間の間にアーチウェルの活動についてさらに情報を提供するのを楽しみにしているが、イギリスの叙勲者リストに対抗しようとしていると示唆する報道は全て虚偽である」と噂を全面否定している。タブロイド紙、特に王子と妃と裁判沙汰になっている新聞「ザ・サン」と「デイリーメール」の報道に対して、2人がコメントを出すのはまれなこと。それだけ、女王を蔑ろにしているとも取られかねない噂は許せなかったのではないかと見られている。 10月にサイトを開設したアーチウェル。関係者によると「正式なローンチはまだだが、すでに仕事は始めている。組織の組み立て、イベント、リサーチ、様々な人との会合などの努力がアーチウェルの下で行われている。時間をかけ、この組織はどんどん成長してきている」。どんな活動をしていくのか、続報を待ちたい。