『こち亀』心にしみる両さんの「名セリフ」3選 伏線回収の言葉に感動!
「人生の教訓」になる! 両さんが“名言メーカー”すぎる!
秋本治さん原作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。『こち亀』の愛称で老若男女に愛された国民的名作です。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていましたが、2016年に惜しまれつつも終了。2021年に新刊コミックス第201巻が発売されたことで再び注目を集めました。 【画像】『こち亀』両さんの名セリフが収録されるコミックス!(4枚) そんな同作といえば、主人公の「両さん」こと両津勘吉(りょうつ・かんきち)のダメダメ人間ぶりがいつも読者を笑わせてくれます。一方で、強く心に響く名セリフが両さんの口から飛び出すことも印象的でした。 この記事では、両さんの名セリフを3つピックアップ。「人生の教訓」にしたくなるような心に響く言葉を紹介します。 ●「えらいやつってのは、始めからワルなんかにならねえの!」 まずはコミックス第42巻「仕事さがし!の巻」。ファン人気の高い両さんの名セリフを紹介します。 物語冒頭、公園前派出所に大原部長がパンチパーマで目つきの悪い「まさし」という男を連れてきました。以前、悪事を働いていた男でしたが部長は「今年の夏からちゃんと社会人になったんだ」と話し、更生して真面目になったまさしを中川や麗子は褒め称えます。 すると両さんは「こいつのどこが偉いんだ!」「えらいやつってのは、始めからワルなんかにならねえの! 正直で正しい人間がえらいに決まってるだろ!」「勉強もしないでやりたいことやって、それがやっと普通のレベルに戻っただけ」と言い、ハッとさせられるセリフを続けます。 部長は「そういう目で彼を見るからひねくれて…」と反論しますが「ごく普通に戻っただけなのにそれを偉い、立派だと甘やかしてるだけでしょうが」「同じ年で新聞配達などして頑張ってる少年の方が立派でしょうが」などと説きます。 元ヤンなどが更生して立派に働いている姿が、テレビ番組などでよくクローズアップされて美談のように報じられることが多くあります。両さんの言う通り、はじめからワルにならずコツコツ頑張ってた人の方がより称えられるべきだと改めて気付かされた名セリフでした。