「アルゼンチンやフランスとかけ離れてはいない」“最強”日本代表はW杯優勝を争えるのか。海外大手メディアが見解「最も足りないのは…」
「多くが非常に有力なリーグで活躍している」
「史上最強」とも評される森保一監督率いる日本代表は、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で好調を保っている。2位に9ポイント差で首位を独走し、本大会出場権獲得は確実視されている状況だ。 【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! カタールで開催された前回大会では、ドイツやスペインといった大国を撃破し、ベスト16の壁は越えられなかったものの、クロアチアを相手にPK戦までもつれ込む戦いを見せた。そして今予選でも圧倒的な強さを披露しているだけに、サムライブルーの評価は高まるばかりとなっている。 米大手スポーツチャンネル『ESPN』は11月22日、「現在の上昇気流を考えた場合、現実的に優勝を競う存在となれるだろうか?」と、W杯優勝を目標に掲げる日本について報じた。 まず、スタメンのレベルについては、「世界のベストと渡り合えるのか。それは、ドイツとスペインを倒し、クロアチアともPK戦の末の16強敗退だった前回のW杯で証明した」と伝えている。 「スタメン全員を欧州でプレーする選手にできるようになったのは以前からだ。違うのは、その選手たちが単に在籍しているだけでなく、活躍していることだろう。しかも多くが非常に有力なリーグで活躍している」 「クラブレベルでの地位という点で、日本がアルゼンチンやフランス、スペイン、イングランドといったチームのレベルにまだないことは明らかだ。しかし、かけ離れているわけではない。大事なのは選手たちがチームとしていかに機能するか。ビッグネームがいることより、それが最も重要だ」 また、「おそらく最も足りないのは層の厚さだ」と続けた。 「マエダ(前田大然)やハタテ(旗手怜央)といった選手たちは素晴らしいが、国際舞台では輝いていない。フルハシ(古橋亨梧)はクラブで活躍しているが、代表で力を示すための真の機会を与えられていない。今回招集されていない選手で、本当に向上させられるのは、ケガで離脱しているウエダ(上田綺世)、イトウ(伊藤洋輝)、トミヤス(冨安健洋)だけだ。38歳のナガトモ(長友佑都)がまだ代表にいるのは、頼れる代わりの選択肢がないことを示唆している」 「前回大会のドイツ戦で決勝点をあげたアサノ(浅野拓磨)のように、日本にはしばしば大舞台で戦え、頼れるような存在がいる。だが、クラブでも国際舞台でも、スタメンに割って入るほどの活躍を長期にわたってできていない。それは、最強イレブンが固定されているということだ。日本を次のレベルに引き上げるかもしれない競争の減少につながる」
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