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休日部活動、スポーツクラブに移行 竹鼻中で試み

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岐阜新聞Web

 岐阜県羽島市竹鼻町の竹鼻中学校は来年度から、全運動部の土、日曜、祝日の活動をクラブとしての活動に移行する。休日は、同校区内に拠点を置く総合型地域スポーツクラブ「はしまなごみスポーツクラブ」の指導者が部員を指導する。県によると、中学校での全運動部の休日クラブ化は県内初めてで、全国的にも珍しいという。指導者不足や教員の働き方改革などで学校の部活動の在り方が課題となっており、部活動の新たな形態としてモデルケースとなりそうだ。  同校などによると、校内にある男女12の運動部の部員は、平日の部活動と休日のクラブの両方や部活動のみ、クラブのみの参加を選択できる。クラブに参加する部員は同スポーツクラブの会員となり、3カ月、千円の参加料を支払う。休日はクラブコーチから指導を受けられるという。  現在運動部を指導する社会人コーチは、同スポーツクラブのコーチに登録し、引き続き指導できる。平日夜など部活動の時間以外にも、クラブとして練習が可能になる。同スポーツクラブから複数のコーチを招くこともでき、競技に打ち込みたい部員にメリットがあるほか、部活動の顧問が休日の指導をクラブコーチに任せることで、教員の働き方改革にもつながる。  8月下旬、同校の教員やスポーツクラブ関係者は、社会人コーチを集めて、クラブ化に関する説明会を開いた。同席した県清流の国推進部地域スポーツ課の日下部光課長補佐は「革命的な第一歩。全力でバックアップし、取り組みを県内に広めたい」と期待。同校の増田恭司校長は「生徒の選択肢が広がり、個性が伸ばせる。地域のクラブと関わった生徒が将来、地元に戻って指導者になるという好循環を期待する」と話した。  スポーツ庁は学校と地域のスポーツクラブなどが融合したスポーツ環境の充実を推奨。同校は昨年度から、同スポーツクラブと部員の父母でつくる育成会のメンバーでクラブ化への準備を進めてきた。  同校男子バレーボール部主将(2年)は「高校でも大好きなバレーを続けるつもり。たくさん練習することができ、実力を伸ばしたい」と喜ぶ。また、同スポーツクラブの小森博昭理事長(77)は「竹鼻中の思い切った取り組みに全面的に協力する。指導者を充実させて、部員たちの期待に応えたい」と語った。  来年4月からの完全実施を前に、11月から休日などにクラブコーチによる指導を始める。同校は文化部についても、休日のクラブ化を検討している。

岐阜新聞社

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