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テレワークには、いい椅子を。『ターザン』的・良品

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テレワークで自宅の椅子を見直すひとも多いのでは。そこで、不朽の名作から最新の矯正椅子まで、カラダをサポートする『ターザン』的・良品を紹介しよう。[取材協力/矢田部英正(日本身体文化研究所)、藤森泰司(家具デザイナー)]

1. アーロンチェア【デスク】

1994年に誕生し、人間工学の研究が進歩するたびにアップデートを繰り返してきた、ハーマンミラーの“アーロンチェア”。「今では当たり前になった張力のあるメッシュ素材を世界で初搭載した革新的なモデルです。2016年にリマスターされて、仙骨と腰部の両方をサポートする機能(ポスチャーフィットSL)に改良され、座り心地がさらに向上しました。現代のデスクチェアの最高峰といっても過言ではないでしょう」(矢田部さん)。 アーロンチェア/3サイズ展開。193,000円~(ハーマンミラー/ハーマンミラージャパン)

2. アーユル・チェアー キャスタータイプ【デスク】

欧米人に比べて骨盤が倒れやすい日本人の座り方を徹底的に研究し、誰でも理想の座り方に矯正できる夢のような椅子が誕生。秘密は、座面部分。2つに割れた前上がりの座面を跨ぐように腰を下ろすことで、自然と骨盤が立ち、上下動式の腰当てが第4、第5腰椎を確実にサポート。「やや硬めの座面は、シートに坐骨が当たる感覚をつかみやすく、1日1時間座ることを習慣にすると、骨盤を立たせる姿勢が身につきます」(矢田部さん)。

3. ティプ トン【デスク】【ダイニング】

スイスの公的機関の依頼で、学校で教師と生徒が座るための椅子として開発された、ヴィトラのティプ トン。「文字を書くなど前かがみの姿勢でデスク作業する時、どうしても背中が丸まってしまいます。そんな時でも、坐骨を立たせたまま体勢が変えられるように、脚部の先端に約9度の傾斜が施されたユニークなデスクチェアです」(藤森さん)。軽量なプラスチック素材で、スタッキングできる利便性の高さもあって、今ではオフィスシーンで用いられることも増えている。

4. バランス シナジー【デスク】

“カラダを休める”という椅子の概念を根本から見直し、人間が本来持つバランスを取ろうとする性質を活かして座るのがバランス シナジーの理論。「“歩くように座れる椅子”というコンセプトが気に入り、私の研究室にも置いています。背もたれのある椅子と違い、体幹に適度な刺激を与え、歩行時と同じ逆振り子運動を再現できる脚部の構造になっています。“座り疲れたら立つ”という腰痛対策には理想的なサイクルも生んでくれます」(岡さん)。

5. シュヴァリエ【デスク】【ダイニング】

本特集を監修していただいた矢田部さんが手掛ける、コルプス デザインの椅子。「坐骨を立て、骨盤全体をサポートする理想的なポジションへ誘導するように座面には傾斜をつけました。ただ、姿勢を整えても、同じ体勢を長く続けるとカラダが固まってしまう。ときには、姿勢を崩すことも大事。そこで、脚を投げ出して座ることも想定し、滑り落ちない出っ張りを座面の先につけています」(矢田部さん)。体形を採寸後、矢田部さん自身がオーダーメードで製作。

取材・文/宮田恵一郎(初出『Tarzan』No.780・2020年1月23日発売)

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