改めて振り返る、アメリカ大統領暗殺未遂事件の歴史
2011年11月11日:バラク・オバマ
犯人:オスカル・ラミロ・オルテガ=ヘルナンデス 襲撃方法:半自動アサルトライフル銃 場所:ワシントンD.C. 事件の内容:オスカル・ラミロ・オルテガ=ヘルナンデスは、少なくとも8発の銃弾をホワイトハウスに撃ち込み、逮捕された。このときバラク・オバマ大統領は不在だった。裁判所文書によると、オルテガ=ヘルナンデスは「連邦政府が自分に対して陰謀を企てており、オバマは『悪魔』だ信じていた」という。彼はテロと武器犯罪の罪で懲役25年の判決を受けた。 写真:ホワイトハウス南側の住宅階の窓に残る弾痕。オバマ大統領の在任期間中には、このほかにも暗殺未遂事件が起きている。2018年には大統領宛にパイプ爆弾が郵送され、シークレットサービスが回収した。
2024年7月13日:ドナルド・トランプ
犯人:トーマス・マシュー・クルックス 襲撃方法:AR15ライフル 場所:ペンシルバニア州バトラー 事件の内容:ドナルド・トランプ前大統領は、選挙集会の演説中、トーマス・マシュー・クルックスによって銃撃された。クルックスは近くの建物の屋根の上から発砲し、観客1人が死亡、他2人が重傷を負った。クルックスは銃撃後にシークレットサービスによって射殺され、トランプ前大統領は耳を負傷。本稿執筆時点では、この暗殺未遂事件の捜査はまだ続いている。