再発令“緊急事態”初日 福岡の街に変化は?
14日午前0時に、福岡県にも緊急事態宣言が再び発令されました。 2020年の春に続く2度目の緊急事態。 福岡の街に変化はあったのでしょうか? ◆菅義偉首相 「緊急事態宣言の対象に栃木、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、および福岡県の7つの府県を追加することを決定しました」 13日夜、緊急事態宣言の対象に追加されることになった福岡県。 これを受けて福岡県の小川知事は、県民に対して14日午前0時から「不要不急の外出自粛」や「在宅勤務の徹底」などを要請。 飲食店に対しては16日午前0時から、午後8時までの営業時間の短縮を要請しました。 しかし、一夜明けた福岡市・天神ではー ◆記者 「緊急事態宣言が出て初日の朝を迎えました。天神の駅ではいつもと変わらず多くの通勤通学の人で混雑しています」 ◆会社員(20代) 「(電車内は)普通に満員ぐらい、普通に座れないです」 ◆通信系(60代) 「テレワークが出来ない仕事なんです」 ◆金融系(40代) 「前回の(緊急事態宣言)時はテレワークになりました。もしかしたら今日何か言われるかもしれないです」 福岡市早良区 正午ごろー ◆街の人 「やっぱり減りました。全然違いますね、お年寄りが多いからそういう方たちが出歩くのをやめている」 「極力人が多いところは避けようと思うから、最低限食品の買い出しくらいで終わらせています」 商店街の中にあるこちらのカフェは午後11時すぎまで営業していて、ランチタイムでは特に学生を中心に人気を集めています。 しかし… ◆ビタースイート 安永憲生さん 「お客さんはきのう緊急事態宣言が出る前から昼からさっぱり全然です」 13日のランチタイムに訪れた客は一組のみ、緊急事態宣言でさらに影響が懸念される中、今後はランチタイムを含めた店内の営業はやめて、デリバリーのみの対応を検討しています。 ◆ビタースイート 安永憲生さん 「夜だけの時短って言われているけど昼もなるべく外出を控えろって言われているから、なかなかランチも来れない。ことしいっぱいで何とかコロナを終わらせたい」 また、今回の緊急事態宣言では学校の一斉休校は実施されませんが、受験シーズンを直撃する形となってしまいました。 14日に入試が行われた西南学院中学校では、混雑を避けるため入場時間が例年より10分早められ、1つの教室の人数を6割ほどに減らすなどの対策が講じられました。 ◆西南学院中学校 柴崎幸貴広報部長 「今回は多くの方がいろいろな地域から来られるので、より徹底した感染対策をする必要があるなというところで、極力心配の無い状態で受験していただけると思うので、精いっぱい普段の力を発揮してほしい」 さらに16日からはセンター試験に代わる大学入試共通テストも始まり、受験生は無事に試験にのぞむべく神経をとがらせています。 ◆予備校生 「コロナの状況の中で不安ではあったけど、1年間自分を高めていったので、その努力が報われるように頑張りたいと思っています」
テレビ西日本