新世代のカメレオンロックバンド「13.3g」 最新アルバムは「メンバーの“好き”が詰まってる」
お笑い芸人・はるかぜに告ぐ(一色といろ・とんず)がパーソナリティーをつとめるラジオ番組に、4人組ロックバンドの13.3gが出演し、トークを繰り広げた。 【関連】破天荒!? ヴィジュアル系バンド「0.1gの誤算」の大胆演出←入場と同時に演奏開始…SNSで話題 13.3gは、2021年結成の4人組ロックバンド。藤丸将太がボーカル、ギター、ピアノ、藤原聖樹がベース、輪田拓馬がドラム、奥野“ロビン”領太がギターという編成で活動している。 ダンスミュージックやファンク、ポップスなどが混ざりあった中毒性のある楽曲と、ボーカル・藤丸の艶やかで突き抜ける歌声が魅力で、「新世代のカメレオンロックバンド」といわれている。 「新世代のカメレオンロックバンド」と呼ばれる理由は、さまざまな雰囲気の楽曲を生み出していることからきており、メンバー自身は、「それぞれの好きな曲やジャンルを楽曲に落とし込んでいったら、いろんな曲が生まれた」と語る。 バンド名の由来については、「机に置いてあったタバコの箱に記載されていた数字がたまたま目についた。『13.3g』という言葉と視覚的なイメージに強いインスパイアを受け、決定した」ことを明かした。 独特な経緯を知ったとんずは、「感性がえぐい。(私だったら『13.3』という数字が目についても)全然スルーする」と感心しきり。 「その感性でメンバーをお互いに紹介してほしい」とリクエストすると、まずは、藤丸がロビンを紹介した。 「ロビンの性格は、シベリアンハスキー。見た目もそうだし、遠くを見すえているというか、しっかりしてるんですよ。ただ、甘えるときはすごい甘えるみたいな『構ってほしい』っていう気持ちもありつつ。でも、遠くの獲物をめちゃくちゃしっかり見定めて、みんなを引っ張ってくれる」(藤丸) つづいてロビンは、藤原についてエピソードを交えつつ紹介した。 「まさき(藤原)の性格は、めちゃくちゃ天然。近い道から行くことを『近道』っていうじゃないですか。逆に遠くなっちゃうことは、『遠回り』。そこをまさきは、『こっち“とおみち”やわ』って言う。コミュニケーションはできるけど、独自のワードを生み出したりするような天然さを持ち合わせている」(ロビン) そんな天然・藤原は、輪田を「ツンツンしてます」と、まさかの髪型から紹介。そのうえで、「とても“熱い”ですね。見た目もめちゃくちゃ熱いんですけど、中身もすごく熱くて。いざってときに引っ張っていってくれるような感じです」とストレートに褒め、天然らしく素直な紹介を披露した。 最後に、輪田が藤丸を紹介。 「ずばり、天才。バランス感がすごすぎて。なにかをやるというときに、その中心をつくというか。なんでもできる。楽器もそうだし、それ以外のすべてのことにおいて真ん中にバランスを持ってくるみたいな。早すぎて天才やなみたいに思います」(輪田) これもまたストレートな賞賛で締め、メンバー全員が互いに照れるというほほえましい様子が見られた。 個性豊かなメンバーがそれぞれに楽曲を制作することもあるが、基本的には、藤丸とロビンが中心となることが多い。はじめのひらめきこそ藤丸ひとりでじっくりと考えるが、その後は、全員で持ち帰り、「全員で肉づけをしていくという段階で、編曲で入ってくださっているプロデューサーの方とも一緒に、1つのものをみんなでしっかり作り上げていくようなイメージ」だと語った。 先日リリースされたセカンドミニアルバム『celebrity』については、「それぞれの“好き”を思いっきり出した楽曲が6曲そろっていて、それぞれに違った曲調。アルバム1枚を通して、1日を楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」とコメントした。 ※ラジオ関西『Clip火曜日』より
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