海外メディアもSP首位チェンVS羽生に注目報道「ユヅはG.O.A.Tだ」「羽生はまだ脱落していない」
そして「現在、イェール大学に通うチェンはコーチのラファエル・アルトゥニアン氏との練習を続けながら(自分の生活の)バランスを保とうとしており、コーチとの練習時間はそれほど多くないとも明かしている」と、環境が変化していることを紹介。 「大学に通い始めて以来、コーチが自分を徹底的な練習漬けにするようなことがないから普通の生活を保てるようになっている」というチェンのコメントを掲載した。これが今シーズンのチェンの強さの裏付けになっているのかもしれない。 また羽生の演技についても触れ、「ラウル・ディ・ブラシオの『オトナル』による異次元のルーティン演技の中で、羽生の唯一のミスは4回転トゥループのコンビネーションで着水が乱れたことだった」と指摘。「オリンピック2度のチャンピオン(の羽生)は堅実な4回転サルコーとトリプルアクセルを決め、上質なレベル4のフットワークと力強いレベル4のスピンを見せた。97.43得点だったが、それについて嬉しさはなかった」と続けた。 フリーでチェンは逃げ切れるのか。ただチェンは、今シーズン、フリーの演技構成が一定していない。調子を見ながら変更している。その点について、「3度の全米王者(に輝いたチェン)のフリープログラムの構成はまだ定かでない」と指摘。「調整するのに2日あり、考えなければならない。ジャンプのプログラムがどのようになるのかまだ分からないが、プログラム自体は気に入っているし楽しみ」というチェンのコメントを伝えた。 一方の羽生は「ベストを尽くして笑顔で終わればいいなと。できれば、フリースケートでルッツを入れてみたい」とも語っており、フリーでの逆転のため、公式練習で4回転半に挑んだり、会見では2017年のロシア杯以来、封印してきた4回転ルッツの解禁を示唆した。その羽生の猛追から逃げ切るためにチェンが、どんなプログラムを用意するのか。注目のフリーは日本時間7日夜だ。