アシックスが非接触の無人靴販売店をオープン 足の計測や接客はどうやって?
靴メーカーのアシックス商事(神戸市)は12月10日、入店から、足形計測、購入まで店員と一切接触しないビジネスシューズ販売店「テクシーリュクス 非接触型シューフィッティングショップ」(東京都中央区)を期間限定でオープンした。 【画像で見る】足形の計測や接客は? 店内には足形計測機と、接客スペース、商品のディスプレイのみを設置し、シンプルで分かりやすい設計とした。店内にスタッフは常駐せず、一度に入店する人数は最大で4人程を想定している。 入店時には、非接触型体温計、消毒液噴霧器、デジタルサイネージが一体となった「サーモ・サニタイジング・サイネージ」で検温・消毒を実施。足形計測には、非接触型のタッチパネルと自動足形計測機を採用した。タッチパネルに表示される画像や音声の指示に従って、自動計測機で片足ずつ計測を行う。測定時間はわずか5分程で終了する。
滞在時間は約15分でぴったりな1足を見つける
店舗壁面には、サイズや靴型が異なったシューズを展示している。計測結果から判断したおすすめの商品を示す際は、その壁面が光る仕様となっていて、お客はその靴を持って接客スペースへと移動、試し履きできる。 接客スペースでは、タブレット端末を通して別室にいるスタッフと会話ができる。商品を履いた時のサイズ感や違和感を伝え、スタッフがより合った1足を提案する。購入は、接客時のタブレット端末に表示されるQRコードか、商品展示部分のQRコードをスマートフォンで読み取ってECサイト上で手続きを行う。 アシックス商事は、お客が店内に滞在する時間を、足形計測や試し履きなどを含めて15分ほどと想定する。また、店内にスタッフは常駐しないが、店の外にいるスタッフが店内の混雑状況を見ながらお客を誘導するという。 アシックス商事担当者によると、店舗はあくまでも実験店舗の位置付けで、利用状況などを見ながら今後の展開を検討するとしている。営業時間は午前10時~午後8時。12月21日までの営業で、最終日は午後5時閉店。
ITmedia ビジネスオンライン