【NFL】失われた機会に心痛めるブラウンズHCステファンスキー
クリーブランド・ブラウンズはフランチャイズがNFLに再加入して以来で最も長いシーズンを終えた。祝うべき幕引きであり、今後の礎になるべきシーズンだった。しかし、現地17日(日)にカンザスシティ・チーフスとの試合を後わずかのところで落とした後、ブラウンズのヘッドコーチ(HC)であるケビン・ステファンスキーは勝てたかもしれない試合で自分とチームができなかったことについて、振り返らずにはいられなかった。 【動画】2020年ディビジョナル:チーフスがブラウンズを迎え撃つ
ディビジョナルラウンドで22対17の敗北を喫したすぐ後、ステファンスキーHCは「(シーズンについて)後でいろいろと振り返るだろうね」と述べている。
「今は、やるべき仕事が果たせなかったときというのは痛むものだと考えている」
特に痛かったのが前半の終盤に得点できたかもしれないプレーだ。それはブラウンズがハーフタイムまでに点差を10ポイントに縮めようとしていた際のことだった。ワイドレシーバー(WR)ラシャード・ヒギンスがエンドゾーンのすぐ外でパスをキャッチし、パイロンに向かって腕を伸ばしつつダイブしたものの、セーフティ(S)ダニエル・ソレンセンから頭部にヒットを受けてしまう。ヒギンスがゴールラインを超える前にボールはその手を離れて、エンドゾーンからアウトオブバウンズに転がり出てタッチバックになったのだ。
ルールが分極化していると感じる者はいるかもしれないが、ともあれ誰もがこのルールについては把握している。したがって、ブラウンズはこういった状況に対して違ったアプローチを取るようコーチしてきたとステファンスキーHCは明かした。
「ラシャード・ヒギンスや他の選手の努力を私が疑うことは決してない」と言うステファンスキーHCは次のように続けている。
「われわれのルールは、そういったところではボールを伸ばさない。この場合はファースト・アンド・ゴールで、彼はそれを知っている。繰り返すが、彼の努力は十分に評価している。彼はいつものように戦った。だが、タッチバックになった場合に失うものがあまりにも大きく、われわれはその衝動と戦わなければいけない」