【二十四節気・寒露】自分の心に向き合い、自分を分析してみる
二十四節気の節目を意識しながら日々思うことをエッセイと近況スナップでつづるモデルSHIHOの「SHIHO’s FLOW LIFE」、今回は寒露。「生きがい」について書かれた本を読みながら、自分の心に問いかけてみたそう。 【写真】40代「リアル」なライフスタイル
寒露
かんろ。10月8日~10月22日 朝夕の冷気が増し‘秋の夜長’を味わえる時季。秋のはじめにかけて見られる冷たい露のことを「寒露」と呼ぶ。秋の長雨が終わり秋晴れが続くようになると、草木にやどっていた露が凍って霜に変わる「露霜(つゆじも)」が見られるようになり、その頃の寒さを「露寒(つゆさむ)」と呼ぶ。ツバメが南の国に飛び去ったのと入れ替わりに雁がやってくる時季。菅原道真公が16歳の時に詠んだ「残菊」にちなみ全国の天満宮では10月後半~11月にかけて菊まつりが行われる。
二十四節気とは
太陽暦や太陰暦とは異なり、太陽の動きに合わせて1年を24等分したもので、農作業や生活の目安として季節の変化を示し日本では古くから親しまれてきた。立春→春の始まり、雨水→雪が雨に変わり草木が芽吹き始めるころetc. 自然の姿を感じさせる名称がつけられている。
長かった夏がようやく終わりを告げるように、朝晩、少し冷え込む日が増えてきましたね! と言っても、今年も暖冬を予感させるような気候が続いていて、寒いのが苦手な私にとっては、これくらいの気候がちょうどいい! 夏服から秋冬の新作のお洋服たちを着るのが最近の楽しみになっています。ハワイ在住の頃は、衣替えがなく、年中、毎日同じ服を着続けることに少し飽きちゃって。季節がめぐるってファッションを楽しめることなんだとすごく実感しています。 前回は「生きがい」について少し触れましたが、友人が海外で「The IKIGAI Journey」という本を見つけたことをシェアしてくれて。そのサブタイトルが「A Practical Guide to Finding Happiness and Purpose the Japanese Way」= “日本流の幸福と目的を見つける実践ガイド” だったんです。え? それって何?って思いません? 日本流のそんなのありました?って。 この本では「生きがい」の見つけ方について解説されているのですが、それは4つの枠に分かれていて、 「好きなこと」(情熱・使命) 「得意なこと」(情熱・専門職) 「収入を得られること」(専門職・天職) 「社会が必要とすること」(天職・使命) そのすべてがリンクするものが「生きがい」になるそう。 答え合わせをしていくと、結局、私の生きがいは、前回と同じところに行きつくのですが、皆さんはどうですか? これを教えてくれた友人は、実は以前に鬱に悩まされていた時期があって。本を読みながら自分の人生を振り返ってみて、なぜ自分が鬱になってしまったのかを客観的に考えてみた時に「見ようとしないと見えないものがたくさん自分にはあったのに、それを見ないで、ある意味、自分にいい加減に生きてしまった長すぎた年月に心が悲鳴をあげたのではなかったか?」と気づいたそう。彼女が鬱から抜け出せたきっかけは、あるウェルネスリゾートで過ごしたことだそうですが、そこで生まれて初めて見ようとしないと見えなかった自分の心に向き合えたんだとか。その経験が、彼女自身の生きがいを見つけるきっかけにもなったそう。 誰でも、心の中に何かあるけど、それを見ないで過ごしてしまうことってあるように思うんです。私も、何かうまくいかない時や心がざわつくことはもちろんあって。そんな時は必ず、心に問いかけるんです。今、私はなぜ、そんな気持ちになっているんだろうって。なぜこのような状況が起こっていて、本当の自分はどうしたいって思っているんだろうって。心と向き合いながら、今の自分を分析していくんです。ひとつずつ問いかけてみると、あ、私はこうしたいって思っているんだと気づくんです。でも心って不思議で、それに気づいてあげるだけで、すごく落ち着いてくるんですよね。そこに気づけると、心のざわつきが不思議と静まる(笑)。そして、決意するんです。その気持ちのために明日は行動しようって! その決意が心を救ってあげられる。そうやって心といいコミュニケーションが取れると、自分以外のまわりの人ともいいコミュニケーションが取れてくるようになるんですよね。 この「生きがい」の本では、生き方に役立つ考え方や習慣、充実感をもたらしてくれるきっかけになる言葉がたくさん出会えるように思います。最近の私は、友人と一緒に聖書の一節を毎日読むようにしているのですが、聖書も読むと心が静まってくるんですよね。よき人であるための智慧がたくさん潜んでいる! いつも生き方を学びます。寒くなって、おうちにいる時間が増えそうなこの時期。皆さんは何かハマっている本はありますか?