元宝塚トップ娘役・野々すみ花「覚悟のショートヘア」を振り返る 相手役・大空ゆうひに「好きにすれば」と突き放され…
宝塚歌劇団・元宙組トップ娘役の野々すみ花さん。卓越した演技力で観客を魅了し、退団後はリポーターや事業家など、チャレンジし続けている。野々すみ花さんの“その後”に、熱烈な宝塚ファンである日本テレビアナウンサーの安藤翔アナ(妻が元タカラジェンヌ)、中島芽生アナ(宝塚音楽学校を4回受験)の2人が迫った。(前・中 ・後 編の前編) 【中編】(画像)大空ゆうひさんからのサプライズの手紙に驚く野々さん ◇ ◇ ◇ 野々すみ花さんは京都府出身2月27日生まれ。2005年に91期として入団。2009年に大空ゆうひさんの相手役として宙組トップ娘役に就任し、2012年に退団しました。退団後もドラマ舞台をはじめ世界を飛び回るリポーターや自ら事業を立ち上げるなど幅広く活動しています。
■娘役はアクセサリーを手作り
安藤アナ:初めての娘役の方にゲストにお越しいただきました。 「私は娘役らしからぬ娘役だったので、ご期待に沿えるかどうか不安です」 安藤アナ:もともと娘役を目指されていたのですか。 「私が宝塚に出会ったのは、父の勧めがきっかけです。初めて見たのはたまたまテレビでやっていた宝塚の舞台中継。その時に大きな羽根を背負った方が大階段を下りてきてパッと手を広げた瞬間、『私もこの舞台に立ちたい』と思いました。その方が娘役の花總まりさん。大先輩なんですけれども、その印象がずっと忘れられなくて。ただただ憧れて、追いかけてきました」
中島アナ:娘役をより輝かせるものとして髪飾りやアクセサリーがあります。当時、使っていらっしゃったものをお持ちいただきました。 「お芝居でもショーの場面でも使っていたものです。特にお気に入りだったものを残していたので、今日持ってくることができました。まだまだあったんですけれども、後輩たちに譲ってきたので、自分のもとにはもうこれしかないです」 中島アナ:娘役さんはアクセサリーを手作りすると聞きます。 「娘役というと髪飾りを作ったりアクセサリーを揃えたりと、みんなときめきますけれども、私はちょっと特殊だったかもしれないです。私は本当に不器用で、なかなか手作りが難しかった。カツラ屋さんや衣裳部さんに自分のイメージを伝えて。上級生や皆さんの助けを借りながら、なんとかやってきました」