ウィリアム王子「私たちは人種差別者ではない」…メーガン妃夫妻の暴露に対し初コメント
ヘンリー王子とメーガン妃が英王室を厳しく批判したインタビューのもようが放送されてから4日がたった3月11日(現地時間)、ロイヤルファミリーのメンバーとして初めて、ウィリアム王子が沈黙を破ってこのインタビューについてコメントし、夫妻の指摘の一部を否定した。 英王室の内幕を明かしたこのインタビューのなかでメーガン妃は、精神面に問題を抱えるようになっていたこと、ロイヤルファミリーの間でアーチーの肌の色を懸念する会話があったことなどを暴露。世界中の注目を集めている。 【写真】ヘンリー王子夫妻の最新インタビューで判明した、8つの驚きの事実(まとめ) ウィリアム王子とキャサリン妃はこの日、新型コロナウイルスのパンデミックで閉鎖されていた学校の再開を祝うため、ロンドン東部ストラトフォードにある学校を訪問。 集まっていた記者のひとりと王子との間で、次のようなやりとりが交わされた。 「インタビューが放送された後、ヘンリー王子とお話をされましたか?」 「まだ話していませんが、そうするつもりです」 「王室ご一家は、人種差別主義のご一家なのですか?」 「私たちは決して、人種差別主義者の一家ではありません」
ヘンリー王子夫妻のインタビューへの反響は非常に大きく、波紋は世界中に広がっている。 SNSでは一時、「君主制を廃止せよ(#AbolishTheMonarchy)」のハッシュタグがトレンド入りするほど。オーストラリアでは、英国王を国家元首とする現在の両国の関係を断ち切るべきとの議論が再燃している。 ロイヤルファミリーにとって最も大きなダメージとなったのは、「アーチーの肌がどれほど濃い色になるのかを懸念する会話があった」とメーガン妃が明らかにしたことと言えそう。 王室がどれだけインクルーシブ(包括的)であるのかに対する、疑問の声が高まっている。 ただ、その発言をしたのは「エリザベス女王と夫フィリップ殿下ではない」とされている一方、具体的に誰が何と言ったのか、いつ交わされた会話であるのか、といったことが明らかにされていない。 エリザベス女王はインタビューの放送後に発表した声明で、特に人種問題を懸念しており、王室は「この問題を非常に深刻に受け止めており、一家で対処してゆく」と表明したが、これは王室が今後、この問題についてさらに詳しい説明をする考えがないことを示しているとみられる。 また、声明には「記憶が異なる可能性もある」と記されており、王室がヘンリー王子夫妻の話のすべてについて、「疑問視していないわけではない」ことをうかがわせている。 ウィリアム王子とヘンリー王子はこれから、どのような会話を交わすのだろうか……?