「闇バイト」応募しないで 長崎県警が大学で啓発キャンペーン 学生サポーターも注意喚起
全国で問題になっている「闇バイト」を防ごうと、長崎県警人身安全・少年課などは21日、佐世保市川下町の県立大佐世保校で啓発キャンペーンを実施した。 闇バイトに応募すると、犯罪行為を指示され、実行すると報酬を得られるとされる。内容はアルバイトではなくニセ電話詐欺の「受け子」や「出し子」、強盗などの違法行為。主に交流サイト(SNS)で募集し、リクルーターや指示役は応募してきた人物の個人情報を握り「家族に危害を加える」などと脅して犯罪に加担させる。 若年層の応募が多いため大学で実施。同課や相浦署の職員は、少年少女の非行防止活動をする「学生サポーター」の同大1~3年生14人と共に、「闇バイトに一度手を出すと逮捕されるまでやめられない」などとチラシを配りながら注意喚起した。 サポーターを昨年度から務める経営学部3年の岩谷和真さん(22)は「闇バイトのニュースを見て、募集の文言で怪しい部分を学習してみてほしい」と話した。 同課などは20日にも長崎市文教町の長崎大文教キャンパスでキャンペーンを実施した。県警はこれまでに県内で闇バイトに応募した人が複数いると把握している。