会社でも家庭でも居場所がない… “中年の危機”を乗り越える3つの方法
自分の人生、これでよかったのだろうか――。職場や家庭など環境の変化、心身の揺らぎを引き金に中年の8割が陥るとされる心理的危機“ミッドライフ・クライシス”。人生の折り返し地点ともいわれる40歳は今やもう「不惑」ではなく「惑」と言っていい。危機の引き金も克服法も確かに人それぞれであるが、万人に通ずるものがあるのではないか。“中年の危機”に精通する3賢者を頼った。
中年が恵まれた存在だったのは団塊世代まで
人生100年時代、社内での限界が見え始めた40代半ばの中年も、まだまだこれから30年近く働く必要があるだろう。「惰性で働くには人生長すぎる」と語るのは、経営アドバイザーの萩原雅裕氏。 「これまでの中年男性は、いわば社会のマジョリティでした。自ら人生について深く考えなくても、流れに乗ってさえいれば社会が適応してくれた。でも中年がそんな恵まれた存在だったのは団塊世代まで。現在の働く中年はさまざまな危機に直面しています」 会社では早期退職を迫られ、仕事、会社での居場所、体力、記憶力や説得力など、あらゆるものが失われていく。 「誰もが中年になるまでの間に、目標の下方修正を繰り返し、すでに理想と夢を失っている。そのため、どうしたいかと問われても答えられない。中年に必要なのはキャリア目標ではなく、ありたい姿。僕自身も年単位で迷走していました」
経営アドバイザーの提言『自分の中の定年をつくる』
そんな“中年の危機”を萩原氏はどう乗り切ったのか。 「日本人の幸福度と自己コントロール感は比例するという研究結果があります。なんとなくではなく“自分で決める”。例えば仕事でも、定年を自分の中で決めるだけで幸福度が上がる。選択には基準が必要なので、徹底的に自分の“快”・“不快”の感情と向き合いました。 まずは自分の欲求に素直になること。心の内は人に見せるものではないので、社会的意義は必要ありません。人と話すのが嫌だとか、風俗で遊ぶお金が欲しいとか、満員電車に乗りたくないといったレベルからでも、自分の感情を認識するのが第一歩です」 なるべく“不快”を取り除くことが、危機脱出への近道か。まずは“自分で決める”ことから始めよう。










