沖縄のコロナ感染者の半数は70代以上 減らない入院患者 宮古島では4週間ぶりにゼロ
沖縄県は8日、新型コロナウイルスに感染し、入院中だった2人の死亡を確認したと発表した。新規感染者は10代から90代の男女計40人で、重症化リスクの高い70代以上が半数の20人を占めた。感染が拡大していた宮古島市では4週間ぶりに感染者がいなかった。南部保健所管内では24人の感染が判明し、多くが高齢者だったが、同じ町村での感染かどうかなど調査中という。 この記事の他の写真・図を見る 推定感染経路が判明しているのは36人で内訳は施設24人、職場10人、家族2人。年代別では70代4人、80代14人、90代2人と高齢者が目立った。県の糸数公保健衛生統括監は「若い人中心の感染状況から高齢者関連施設での感染が増えている。感染状況は落ち着いているが、入院中の中等症以上が減少しない」とし、対策を緩められる状況ではないとする認識を示した。 死亡したのは、遺族の意向で居住地と年代性別が非公表の1人と、那覇市の90代女性。コロナ関連の死亡者は計94人になった。 人口10万人当たりの新規感染者数は20・43人で、全国4番目。全国平均は12・38人だった。 5日に発表があった浦添市の教育機関でのクラスターは新たに8人の感染が判明し、計32人になった。 在沖米軍関係は、日曜日で報告がなかった7日に嘉手納基地2人、キャンプ・フォスター1人。8日はキャンプ・シールズで1人の感染を確認した。