俳優の山下真司さん一日警察署長に 長野県松本市で犯罪被害防止や交通安全訴え
長野県松本警察署は13日、年末特別警戒と年末の交通安全運動(15~31日)に合わせ、俳優の山下真司さん(72)を「一日署長」に任命した。山下さんは市内で行われた各種啓発活動に参加し、犯罪被害防止と交通安全を呼び掛けた。 松本市の松本城公園で行われた出陣式に臨み、大手交番前まで歩く「街頭啓発パレード」に参加した。同署や市、松本交通安全協会などの関係者と共に、市民や観光客に交通ルール順守や詐欺などに気を付けるよう促した。 山下さんは「警察官を名乗る電話やもうけ話は詐欺と疑い、警察署に相談してほしい。雪が降り始めるころなので、気を付けて運転してください」と話した。痴漢・盗撮や電話でお金詐欺(特殊詐欺)などの被害防止啓発活動にも参加した。 同署によると、11月末現在、管内で今年発生した人身交通事故は前年同期比52件減の668件で、死者は5人減の1人、負傷者は63人減の782人。一方、電話でお金詐欺(特殊詐欺)とSNS型投資・ロマンス詐欺は計24件発生し、被害総額は計約2億2300万円に上る。