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カットの邪魔にならない…美容業界向けフェースシールド 広島県内4社が協業して開発

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山陽新聞デジタル

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 新型コロナウイルスの感染を懸念して美容院や理容室に行く人が減る中、府中、福山市の部品メーカーや服飾資材商社など4社がコラボレーションし、髪を切る際に邪魔にならない美容業界向けのフェースシールドを開発した。首からぶら下げるタイプで装着したまま髪を染めたり、洗ったりすることもできる。

 医療関係者向けのフェースシールドを製造販売していた真辺工業(府中市鵜飼町)が、府中市内で美容院を経営する松本拓也さん(31)から4月下旬に相談を受けたのが開発のきっかけ。同社が設計し、近隣の企業3社に声を掛け、板金加工と曲げ加工を五敬工業(福山市駅家町倉光)、ステンレス部分の塗装を府中メッキ(府中市府川町)、ひもなど部品の調達を伊豆義(福山市新市町新市)が行って5月中旬、製品化にこぎ着けた。  製品はフレーム部分がステンレス、透明のシートは樹脂製。フレーム部分を下にして頭からかぶり、首元のひもを調節すれば額に固定されるようになっている。新型コロナの感染懸念で美容院ではマスクを付けての施術も行ってきたが、耳の回りを切ったり髪を染めたりする際にはマスクのひもが邪魔になり、切った髪の毛の付着や汚れが気になることもあった。マスクを外しての施術を好む人も多かったという。  新たに開発したフェースシールドは汚れを気にする心配もなく、耳の回りの髪の毛も切れる。松本さんの店舗では既に取り入れており、「飛沫(ひまつ)感染も防げる上、切った髪の毛が顔に付くこともない。お客さんも安心」と松本さんは喜ぶ。  協業し1日500個まで生産可能。真辺工業の真辺崇正専務(37)は「地元企業が協力することで早く安く商品化することができた。これまでの生活を取り戻す一助になれば」と期待する。  1個2860円。透明シート部分は別売りで1枚440円。問い合わせは同社(0847―40―1170)。

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