館山 みんなで森を再生しよう 沖ノ島
29日にワークショップ
台風被害を受けた館山市沖ノ島の森の再生に向け、NPO法人たてやま・海辺の鑑定団は29日、森の環境再生のワークショップを現地で実施する。市民参加型で楽しみながらみんなで再生活動をしていこうという取り組み。前日の28日は再生活動のアドバイザーで、森の環境再生に詳しい高田宏臣氏による講演もあり、参加を呼び掛けている。
台風による倒木などで森の姿が一変した沖ノ島。同NPOでは、高田氏が代表理事のNPO地球守、市消防団の協力で再生の取り組みを始めている。
今回は「50年後の森の再生へ」として、高田氏らNPO地球守のスタッフを講師に、みんなでできる改善活動を学びながら実践しようという。
当日は午前9時半沖ノ島に集合。沖ノ島の現状や今後について話を聞いた後、移植ごてやのこぎり鎌を使って作業をする。午後4時ごろまで。参加費は1500円で、小学生無料。先着50人。
28日には高田氏 コミセンで講演
再生活動のアドバイザーで、全国で環境再生活動をするNPO地球守の高田宏臣氏の講演は28日午後2時から、市コミュニティセンターで開催される。「館山の海と山野を未来につなぐために」をテーマに語る。参加費は無料。
主催はNPO法人たてやま・海辺の鑑定団。市が共催しており、第2部では「50年後を見据えた『沖ノ島の森の再生』のために」と題して、高田氏と金丸謙一市長との対談もある。
定員は50人で、オンライン開催(定員100人程度)もある。 ワークショップ、講演とも申し込み、問い合わせは、たてやま海辺の鑑定団(0470―24―7088)へ。同会のホームページからも申し込める。
房日新聞