橋本じゅん&黒川智花の『MIU404』コンビも登場 『エール』音の復帰デビュー戦に暗雲が
『エール』(NHK総合)第103話では、ゲストとして橋本じゅんと黒川智花が登場し、『MIU404』(TBS系)のキャストが同じ回に出てきたことが話題となった。しかも橋本じゅんは、第56話で閻魔様を演じて以来の再登場である。 【写真】56話では閻魔様役で登場した橋本じゅん 両親である裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)みたいに夢や目標を持つことができずに思い悩んでいた華(古川琴音)。人一倍優しい華は、自分のせいで母の夢を犠牲にしてしまったのではないかとも考えていた。 それが理由となり、家を出て行ってしまった華であったが、翌日自宅に帰ってきて、音とお互いに話し合うことでわだかまりが少しだけ解けたように見えた。その後、音にオーディションの最終選考の結果が届き、見事に合格を手にした。 合格を手にした音であったが、周りには優秀な経歴を持ち、すでに結果を出しているキャストばかりで、自分がついていけるかどうかを不安に思っていた。その不安は見事に的中し、周りのレベルに合わせながら演じることに苦戦を強いられる。 それでも演出家の駒込(橋本じゅん)は、音を責めることもなく大丈夫と伝える。その姿はどこか気を遣っているようにも見えた。ただし、現場にはやや険悪なムードが立ち込めてきている。 うまくいっていないと思い、その状況に申し訳なさを感じている責任感の強い音は、家に帰ってもご飯を食べずに練習に励む。華が生まれる前に、歌手を目指したときと同じような光景が広がる。 そんな中、音が抜擢された裏事情が明かされる。音が合格したことには、裕一の妻であるから話題性が作れるという脇坂常務(橋爪淳)の思惑が関係していたのだ。ここで池田二郎(北村有起哉)が、駒込のことを調子のよい演出家と言っていた伏線が回収された。 本意ではないであろう形で役を手にしていた音。今はまだそのことを知ってはいないが、もしそれを知ったときに音はどうなってしまうだろうか。音の復帰デビュー戦はなかなか険しい幕開けとなった。
岡田拓朗