週末の天気 寒気強まり雪エリア拡大 西日本でも真冬並みの寒さ 日本海側は大雪や荒天に注意
週末は各地で一段と寒さが厳しくなりそうだ。日本海側は広く雪や冷たい雨が降り、山沿いを中心に大雪のおそれがある。また、太平洋側も雪の降る所もあり、晴れる所は空気が乾燥する見込み。
各地で真冬並みの寒さ 防寒対策は万全に
強い寒気の影響で、各地で寒さが厳しくなりそうだ。北日本だけでなく、東海や西日本でも真冬並みの寒さとなる見込み。関東はきょうに比べると気温は高くなるが、風冷えとなるため、万全な防寒対策が必要となる。昼は紅葉、夜はイルミネーションが楽しめる時季だが、しっかりと着込んで出かけたい。
日本海側は大雪・荒天のおそれ
日本海側は北日本から西日本にかけて断続的に雪や冷たい雨が降り、雷を伴う所もありそうだ。風も強まり、ふぶきになる所もある見込み。山沿いを中心に大雪になるおそれもあるため、交通障害や路面の凍結、電線などへの着雪にも注意が必要となる。また、北陸の平地では雨が主体の所でも、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため、あさって15日(日)にかけて土砂災害にも注意が必要だ。
太平洋側でも雪予想
きょう13日(金)は北日本を中心に寒気が流れ込んでいるが、あす14日(土)は寒気が南下するため、雪の範囲が広がりそうだ。 平地で雪を降らせる目安となる寒気(上空1500メートル付近で-6℃以下)が、あすの朝には四国や九州南部あたりまで下がってくるため、日本海側だけでなく、太平洋側でも雪の降る所がある見込み。九州南部や四国、近畿中部や南部など西日本の太平洋側や、東海でも一部、雪が舞う可能性がある。
関東は乾燥再び
一方、関東は北部の山沿いでは雪が降るが、東京など平野部では冬晴れと乾燥が戻ってくる。東京都心の湿度は土日とも30%前後まで下がる見込みで、空気がカラカラに乾きそうだ。火の取り扱いや静電気に注意し、喉やお肌の乾燥対策も心がけたい。 (気象予報士・多胡安那)